初代Xboxの修理:DVDドライブ交換 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

初代Xboxの修理:DVDドライブ交換

最近、ニンジャガイデンやアウトラン2など、初代xboxのプレイ時間が増えて喜ばしいのだが、実は不安要素もあった。
それは、我が家のxboxは、この所、ディスク読込が不安定な事。たまに読み込みエラーが出るのである。

ニンジャガイデンのプレイを始めるとき、実は、一回ディスクを交換しているのだ。
手持ちのニンジャガイデンをトレイに入れてプレイしようとすると、高確率で「このディスクは読み取れません」のエラーが出たのだ。仕方が無いので、Amazonのマケプレでニンジャガイデンの安価な中古を買って、交換してみた。すると、そちらのディスクではエラーは出ず、ようやくプレイ開始したという経緯である。ちなみに、どちらのディスクも、肉眼では傷も汚れもなく、何故読めないかは分からない。もちろん、ドライブのレンズクリーニングは何度か行ってみた。

しばらくして、今度はアウトラン2をプレイして見た。すると、エラーこそ出ないものの、BGMの再生が、傷ついたレコードよろしく飛び飛びループ状態なのである。これは…ヤバイ。おかしいのはディスクではなく、ドライブである事がこの時点で確定した。
アウトランは元々360の方でプレイ(こちらではエラー皆無)していたので問題ないが、この本体のドライブ不調が亢進して、ニンジャガイデンのプレイに支障が出てくると問題だ。

と思っていた矢先に、いよいよ来た。
ニンジャガイデンのプレイ中にエラー発生。どうもムービーシーンでムービーデータを読み込めず落ちた模様。
エラーが発生すると、ゲームは完全停止し、トレイを開けた瞬間、本体再起動となる。復帰の術はない。
ニンジャガイデンは固定セーブポイント型のゲームである。苦労して強敵を倒しても、セーブポイントに辿り着いてセーブしなければ戦果はパーだ。そしてニンジャガイデンの敵は手強い。いつ止まるとも知れない状態のxboxでこのゲームのプレイを継続するのはキビシイ。

ゲームハードが不調になった場合、最も簡単な対処法は、正常な本体を調達してそこへセーブデータを移す事である。
しかし、今回の問題には難しい要因が複数あり、対処に苦労した。

ポイントをまとめてみよう。

1. ニンジャガイデンではセーブは本体HDDのみ。また、セーブデータのメモリカードへの移動・コピー不可。
2. xboxでは、HDDには特殊なロック技術が使われており、通常の自作パソコン工作レベルでは、HDDの交換やデータの読み出しはできない。
3. 当然ながらマイクロソフトによるxboxの修理サポートは終了している。

HDDからのデータ吸い出しや交換作業には、相当なハックが必要なのである。詳細な解説サイトもあるので、やってできない事はないが、相当な時間と準備と集中力が必要だろう。
よって、新しい本体へセーブデータを移すのではなく、異常のあるDVDドライブを交換する、というのが今回の修理方針となる。

早速作業を開始。
まず、手持ちの中古ハードストックの中からDVDドライブの部品取りに使うxboxを探し出して、動作チェックを行う。問題なし。特にDVDドライブは念入りにチェック。そういえば静かである。使用中のxboxのドライブは結構甲高いシーク音と回転音がしている事に初めて気がついた。

次に、部品取りと使用中と、2台のxboxを分解する。ちなみに、xboxでは、トルクスネジ(星形)が使用されているので、専用のトルクスドラバーを用意しよう。サイズは多分、筐体が20、基板が10だろう。ところがうちの工具箱のトルクスは、15と8(これは先日360コンの修理用に購入)しかない。なめないようにこわごわ回してみると、結構しっかり回るので、えいやっと、この2本で分解した。
ひっくり返した筐体底のボルトを6本外し(2本はシールの下)、再度ひっくり返して、側面からそっと持ち上げると天板が外れる。次にHDDを取り外す。中央のネジを外してフレームの固定を解き、フラットケーブルと電源ケーブルを抜いて、フレームから電源ケーブルを外すようにして持ち上げると、HDDのフレーム毎取り外せる。そしていよいよDVDドライブ。ドライブフレームの前面両側のネジを外し、同様にフラットケーブルと電源ケーブルを抜いてフレーム毎取り外す。実に簡単である。そして内部や部品をしげしげと見つめると、実にPCライクで面白い。

2台を同じようにしてバラしたら、DVDドライブを交換して、手順を逆に組み上げれば終了である。

ちなみに、実験としてHDDを交換して組んで電源を入れてみた。画面には、エラーが発生したのでサポートに連絡せよのメッセージ。やはり、HDDは本体と紐付いてロックされているようである。

こうして修理は30分ほどで終了した。アウトランなどで試験してみると、実に快適。エラー皆無はもちろん、ロードもいくぶん早い印象である。

さて、今回はこれですんだが、HDDとはいずれ寿命の来る消耗品である。いずれHDDのセーブデータ問題は、向き合わねばならない課題となろう。
ショックを軽減するために可能な対処としては、

1. 初代xboxでは、メモリユニットにセーブデータコピー可能なゲームのみを遊ぶ。
→対応ソフトはかなり少ない

2. 360でのエミュレーション起動が可能なタイトルは出来るだけ360で遊ぶ。(360のHDDは専用ケーブルで丸ごと移動が可能)
→360では、初代のセーブデータのバックアップは取れないので、HDDクラッシュしたケースでは役に立たない

3. 初代xboxをハックしてHDDのセーブデータをコピーして保存しておく。
→かなり労力が必要。また破損のリスクもある。なのに本体故障が発生してからでは不可

また何か進展があれば報告しよう。