WiiU/リトルインフェルノ/トゥモローコーポレーション
4/2のダイレクトで知って、キャンペーンで割安だったので買ってみた。
累計15時間弱、現在三周目の途中。
コンボのコンプリートはできてないが、そろそろお腹いっぱいかな、と言うところ。
プレしてすぐに、あれ、グーの惑星によく似てるなと思ったら、何のことはない、グーの作者が作ったゲームだった。
グーの惑星を作った2D Boy(2人)と、本作のトゥモローコーポレーション(3人)は、キーメンバーが同じなのだ。
あの独特の世界観やデザインが再度見られるので、グーファンは必見だ。アイテムとしてグーの惑星にも言及がある。
しかし、何とも変なゲームだろう。
一言で言うと、情操教育と暖房を兼ねたような暖炉「リトルインフェルノ」で物を燃やすゲームである。燃やすための物体は、付属のカタログで注文すると宅急便で数秒~数分ですぐ届く。もっと急いで欲しいときにはポイントを使ってお急ぎ便にする事も可能だ。
燃やすと言っても買うのは燃料ではない。むしろ通常では燃やすとは想定しないような物がカタログに並んでいる。
例えば、フォトフレーム、ぬいぐるみ、テレビ、サプリ、月、サングラス、タブレット、携帯電話、トースター、蛍、クモ、虫の卵、etc
それぞれ、一癖ありそうなデザインに、一癖ありそうな説明書きと商品名。
届いて暖炉にくべると、WiiUのHD画質で、ボッと火が回り、熱で変形や分解しながら、はじけたり気体を吹いたり、実に生々しく、ある意味美しく燃え、やがて燃えかすとなる。
そして、実に不思議なのだが、どんな商品でも、燃える際に、お金を落とす。大概、購入価格よりやや多いぐらいの金額である。よって、そのお金でまた新しい商品を注文する。燃やす。ゲットしたお金でまた燃やすための商品を買う。この繰り返しである。
クリアもゲームオーバーもない、ただひたすらに物を燃やしてゆくゲームなのだ。
一応、ゲームらしい部分としては、7冊のカタログを順に制覇していく部分や、コンボリストの補完がある。特定の物体を同時に燃やすと、コンボとなる。予めゲームスタート時に99のコンボが設定されており、ヒントのような名前が付けられている。そこで、カタログを眺めて推理し、一緒に燃やす品を変えて工夫し、コンボを見つけていく楽しみがあるのだ。
若干ではあるが、ストーリーらしきものもある。豪雪に埋もれた街。自宅にこもる少年と少女。隣家同士でありながら雪と壁が阻む二人は、同じリトルインフェルノでの遊びを通じ、手紙のやりとりをして交流してゆく。やがて突然に訪れる結末に、少年は家を旅立つ…。というような、テイスト先行のバックストーリー。雰囲気は満点だが、内実は特にないだろう。この隣家の少女シュガーとメールにアイテムを添付してやりとりする事で、物語は進み、一応のエンディングやスタッフロールを見る事ができる。
しかし、ストーリーなどは、やはりおまけだろう。このゲームの醍醐味は、物が燃える様子を、ただただ眺める事にある。
火を発見し、火を使う事で現代文明の礎が築かれたことは言を俟たないだろうが、現代人は直接火に触れる機会が減っていると思う。
オール電化住宅も増えているが、ガスコンロが最も身近な炎だろうか。もしくは、喫煙者。あとはキャンプファイアなど。
30年ほど前の田舎暮らしでは、ゴミは、自宅で焼くのが常識だった。たいていは子供の仕事である。一杯になったゴミ箱を集めて、庭の隅にある焼却用の窪地にゴミをぶちまけ、マッチやライターで火を付ける。火災防止のため、火勢が弱まるまでは見守る必要があり、その間、いろいろな物を燃やして遊んだ。特に樹脂製品は、炎の色も臭いも独特で面白く、熱で溶けた樹脂のしずくが焼夷弾のようにビュルビュル音を立てて燃えながら落ちてゆくのを飽きずに眺めていたものだ。無茶をしてやけどをしたり、眉毛と前髪がチリチリになったりした事も幾度となくある。今でも左手の甲にうっすら残るやけどの跡を見れば、無残な失態を犯したかの日が脳裏に蘇る。そうして炎の怖さとそれを御す技術を肌で学んだものだった。
むろん、バーチャルな映像に過ぎないこのゲームがそうした学びの代替になれるはずもないが、さらにその導入ぐらいであれば炎に馴染むイメージトレーニングとしては効果があるのかも知れない。
夢中になって手当たり次第に物を燃やしまくる、ある種プリミティブな欲求を満たす事ができ、しばし時間を忘れる事請け合いである。
最後にゲームとしての難点をいくつか。
まず、本来99種類だったコンボを、ローカライズに合わせ300種に増やしたと自慢していたが、仕様が何とも残念だ。
ニューゲーム開始時に、300から99をランダムチョイスしてコンボリストを作る方式なのである。そして、コンボリストには、今回のプレイでのゲットしか記録されない。つまり、300種オールゲットを目指そうとするなら、最低でも4周のプレイが必須で、最大では理論上永遠に達成できない可能性がある。そして未ゲットのコンボかどうかは、別途ノートに書き出してメモっておかねばならないと言う事だ。これはめんどくさい。しかも、コンボというのは、「単に一緒に燃えた」という記録に過ぎず、一緒に燃やす事によって特別な相互作用のエフェクトが発生したりするわけではない。
よって、労力に見合う範囲という事で、2周+αして大半見たかな、というところで止めとした。
むしろ、コンボを増やさず99種のままならキレイにコンボリスト完遂!とで気持ちよく終われたのに、と残念であった。
しかし、1000円以下のさくっと遊べるゲームとしては、まあ、価格分は十分に楽しめると思う。
トゥモローコーポレーション
リトルインフェルノ
累計15時間弱、現在三周目の途中。
コンボのコンプリートはできてないが、そろそろお腹いっぱいかな、と言うところ。
プレしてすぐに、あれ、グーの惑星によく似てるなと思ったら、何のことはない、グーの作者が作ったゲームだった。
グーの惑星を作った2D Boy(2人)と、本作のトゥモローコーポレーション(3人)は、キーメンバーが同じなのだ。
あの独特の世界観やデザインが再度見られるので、グーファンは必見だ。アイテムとしてグーの惑星にも言及がある。
しかし、何とも変なゲームだろう。
一言で言うと、情操教育と暖房を兼ねたような暖炉「リトルインフェルノ」で物を燃やすゲームである。燃やすための物体は、付属のカタログで注文すると宅急便で数秒~数分ですぐ届く。もっと急いで欲しいときにはポイントを使ってお急ぎ便にする事も可能だ。
燃やすと言っても買うのは燃料ではない。むしろ通常では燃やすとは想定しないような物がカタログに並んでいる。
例えば、フォトフレーム、ぬいぐるみ、テレビ、サプリ、月、サングラス、タブレット、携帯電話、トースター、蛍、クモ、虫の卵、etc
それぞれ、一癖ありそうなデザインに、一癖ありそうな説明書きと商品名。
届いて暖炉にくべると、WiiUのHD画質で、ボッと火が回り、熱で変形や分解しながら、はじけたり気体を吹いたり、実に生々しく、ある意味美しく燃え、やがて燃えかすとなる。
そして、実に不思議なのだが、どんな商品でも、燃える際に、お金を落とす。大概、購入価格よりやや多いぐらいの金額である。よって、そのお金でまた新しい商品を注文する。燃やす。ゲットしたお金でまた燃やすための商品を買う。この繰り返しである。
クリアもゲームオーバーもない、ただひたすらに物を燃やしてゆくゲームなのだ。
一応、ゲームらしい部分としては、7冊のカタログを順に制覇していく部分や、コンボリストの補完がある。特定の物体を同時に燃やすと、コンボとなる。予めゲームスタート時に99のコンボが設定されており、ヒントのような名前が付けられている。そこで、カタログを眺めて推理し、一緒に燃やす品を変えて工夫し、コンボを見つけていく楽しみがあるのだ。
若干ではあるが、ストーリーらしきものもある。豪雪に埋もれた街。自宅にこもる少年と少女。隣家同士でありながら雪と壁が阻む二人は、同じリトルインフェルノでの遊びを通じ、手紙のやりとりをして交流してゆく。やがて突然に訪れる結末に、少年は家を旅立つ…。というような、テイスト先行のバックストーリー。雰囲気は満点だが、内実は特にないだろう。この隣家の少女シュガーとメールにアイテムを添付してやりとりする事で、物語は進み、一応のエンディングやスタッフロールを見る事ができる。
しかし、ストーリーなどは、やはりおまけだろう。このゲームの醍醐味は、物が燃える様子を、ただただ眺める事にある。
火を発見し、火を使う事で現代文明の礎が築かれたことは言を俟たないだろうが、現代人は直接火に触れる機会が減っていると思う。
オール電化住宅も増えているが、ガスコンロが最も身近な炎だろうか。もしくは、喫煙者。あとはキャンプファイアなど。
30年ほど前の田舎暮らしでは、ゴミは、自宅で焼くのが常識だった。たいていは子供の仕事である。一杯になったゴミ箱を集めて、庭の隅にある焼却用の窪地にゴミをぶちまけ、マッチやライターで火を付ける。火災防止のため、火勢が弱まるまでは見守る必要があり、その間、いろいろな物を燃やして遊んだ。特に樹脂製品は、炎の色も臭いも独特で面白く、熱で溶けた樹脂のしずくが焼夷弾のようにビュルビュル音を立てて燃えながら落ちてゆくのを飽きずに眺めていたものだ。無茶をしてやけどをしたり、眉毛と前髪がチリチリになったりした事も幾度となくある。今でも左手の甲にうっすら残るやけどの跡を見れば、無残な失態を犯したかの日が脳裏に蘇る。そうして炎の怖さとそれを御す技術を肌で学んだものだった。
むろん、バーチャルな映像に過ぎないこのゲームがそうした学びの代替になれるはずもないが、さらにその導入ぐらいであれば炎に馴染むイメージトレーニングとしては効果があるのかも知れない。
夢中になって手当たり次第に物を燃やしまくる、ある種プリミティブな欲求を満たす事ができ、しばし時間を忘れる事請け合いである。
最後にゲームとしての難点をいくつか。
まず、本来99種類だったコンボを、ローカライズに合わせ300種に増やしたと自慢していたが、仕様が何とも残念だ。
ニューゲーム開始時に、300から99をランダムチョイスしてコンボリストを作る方式なのである。そして、コンボリストには、今回のプレイでのゲットしか記録されない。つまり、300種オールゲットを目指そうとするなら、最低でも4周のプレイが必須で、最大では理論上永遠に達成できない可能性がある。そして未ゲットのコンボかどうかは、別途ノートに書き出してメモっておかねばならないと言う事だ。これはめんどくさい。しかも、コンボというのは、「単に一緒に燃えた」という記録に過ぎず、一緒に燃やす事によって特別な相互作用のエフェクトが発生したりするわけではない。
よって、労力に見合う範囲という事で、2周+αして大半見たかな、というところで止めとした。
むしろ、コンボを増やさず99種のままならキレイにコンボリスト完遂!とで気持ちよく終われたのに、と残念であった。
しかし、1000円以下のさくっと遊べるゲームとしては、まあ、価格分は十分に楽しめると思う。