SFC/スターフォックス/任天堂 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

SFC/スターフォックス/任天堂

64のゴールデンアイ007が終了したので、次のローテに選択。
SFCのコントローラ延長コードを注文してしばし待ってからプレイ。

特殊チップ、スーパーFXを搭載し、SFCで初のポリゴンを使った3Dゲームである。FPSとTPSがステージ毎に交互に切り替わるような3Dフライトシューティングの嚆矢でありまた金字塔だ。来年、WiiUでの最新作が期待されるスターフォックスシリーズの初代作品でもある。

実に懐かしいゲームである。20年前にプレイしていた。
妻には、高校の頃友達の家で遊んだものだと話したが、今見てみると93年の発売であるので、実は大学生になってから遊んだという事になる。
所有していたという記憶は無いので、誰かの下宿でプレイしたか、借りて遊んだのか。
もはやおぼろな記憶をたどる術は無いが、とりあえず苦労してクリアしたなあ、という思いはあった。

今回、20年後にプレイして見ると、レトロゲームだけあってさすがに難しい。
まず、セーブ機能が無い。ゲームオーバーになったなら、また最初からどうぞ、という事だ。
ダメージゲージ+残機制のシューティングで、3機を失えばゲームオーバー。得点によってクレジットが増えることがあり、クレジットがあればコンティニュー可能。

3Dシューティングゲームとしてはかなりフロンティアだと思うが、今遊んでも難しくも楽しい操作感はさすがである。
敵やステージギミックも多彩で飽きさせず、またSF映画に多大な影響を受けたデザインや演出は中々に素晴らしい。BGMも秀逸だ。
3Dゲームは何でもそうだが、操作感に慣れるまでは難しい。敵弾や壁を寸でで避ける機体幅感覚や、ブレーキ・ブーストのタイミング、照準位置感覚と弾速を考慮した偏差射撃、敵のサイズと位置そして攻撃パターンなど、コツを掴みパターンを記憶すると、段々と上手くプレイできるようになる。
特に、無意識に機体と照準を動かせるようになってからの飛翔感・浮遊感は、かなり酔える(良い意味で)と思う。
今回、最初にプレイしたときは、ステージ1のボスすら倒せなかった。しかし、思い出しながら練習すると、どんどんと上手くなって、慣れたステージはほぼ無傷で、最終的には、1機も死なずに最終ボスまでたどり着けるようになった。そして何とかラスボス撃破。
ボスや展開もプレイするにつれ思い出し、ああこうだったな、ああこんな奴出てきたなと懐かしい感覚もひとしおだった。

結構難度のある(そしてセーブの無い)ゲームであるので、正直クリアできないかもな、と内心弱気でいただけにクリアできて嬉しかった。
まあ、レベル1だけであるが、今回のプレイはこれで満喫としよう。
ゲーム自体は若干癖があるものの面白さは間違いないので、もしも時間があれば長いこと楽しむこともできるポテンシャルは持っているだろう。
今回は、本命のスターフォックス64への布石、という意味での妻への体験メインであったのでその役目は果たせたと思う。

なお、本作はスーパーFXという特殊チップを使用しているので、VCでの登場はほぼあり得ないと思われる。

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