WiiU/レゴ ムービー ザ・ゲーム/ワーナーエンターテインメント・ジャパン
先日、100%クリア達成した。プレイ22時間。
そこそこ遊べたのかな?等と思ってはいけない。上記プレイ時間の大半は、インターフェイス不備による無益な探索&長ロードが占めている。
前エントリでもすでに、今ひとつかな、という評だったが、やり込んでみてさらに評価を下げた印象。
とにかく、できのよくない作業ゲー、といった内容。どうしてもプレイしたいという映画ファンレゴファンなら、つるっとストーリーを追うだけにしておいた方が無難だろう。決して、レゴシティが楽しかったから、という理由でこれを買ってはいけない。
まず、ともかくバグのたぐいが目立つ。22時間中フリーズ1回、オブジェクトにはまり込んで移動不可になる事数回。その他ゲーム進行に影響軽微な表示系バグ(ブロックが浮いたまま、エフェクトが残ったままetc)は数知れず。あーはいはい、デバグ時間が無かったんですね、という事だろう。映画のゲーム化で、発売時期も決まっているなら、当然そういうことになるだろう。バグも取れてないぐらいなので、当然内容も練り込み不足。アクションの感覚も、ギミックの挙動も、心地よい、というレベルからはほど遠いものであった。
同様に、レベルデザインも酷い。というより、そもそも設計がおかしいだろう。
このゲームは様々な能力を持った仲間を集めながら冒険するアクションゲームである。そうした複数の異能キャラを切り替えて操作し、フィールドギミックをクリアしながら、脱出・アイテム取得などの条件達成でステージクリアとなる。3Dワールドマップであるポータルに各アクションステージへの入り口が配置され、4つのポータルに数個ずつ、計15ステージのアクションをこなす事になる(+プロローグとおまけステージ)。初回はストーリー進展に伴ってムービーを挟みつつ、順次ステージを連戦し、一度クリアしたステージはポータルにある入り口から再プレイ可能。再プレイ時には、初回ストーリーと同様の台詞を入れながら、ストーリーのキャラで攻略するストーリーモードと、自由にキャラを選択できるフリープレイモードがある。
と、ここまでは普通だろう。
ステージのアクションギミックには、例えば、高い場所へどうやって登るか?というようなモノがあるわけだ。このゲームでは女性キャラはジャンプ力が強いという設定なので、女性キャラに切替えてジャンプポイントから飛び上がってハシゴを下ろす。すると他のキャラでもそこへ上れるようになる。宇宙飛行士に切り替え、ハシゴを登った先にあるコンピュータをハッキングする。すると閉じていた扉が開いてさらに上に進めるようになる、と言うような繰り返しで進んでいくわけである。ところが、ここへ「空を飛べるスーパーマン」がフリープレイでは使用可能となる訳だ。すると、こうしたギミックを全部すっ飛ばして、最上部の目的地までひとっ飛びできてしまう。すなわちこれまで楽しいギミックだと思っていたものが、単なる邪魔な作業に堕するのである。このような、折角の能力をスポイルするような上位能力は明らかに設計不良だろう。
しかも、さらに酷いことには、アクション的にはひとっ飛びしてパスできるにもかかわらず、それでも途中の要所ギミックだけは作動させておかないとシーンが進展しない、という仕様なのだ。つまり、スーパーマンで最上階まで一気に上がっても、そこで現れるはずの敵ボスが現れない。ボスを出現させてシーンを進めるには、途中のコンピュータハッキングを行っておかなければならない、というような縛りがあるのである。こうしたキーとなるギミックは一部でやらなくても良いギミックもたくさんあるため、攻略順を無視してあれこれつまみ食いのようにやってると、そのうち、シーンを進めるために必要なギミックがどれか、やり残しがどれか分からなくなってくる。しかも、正規の順番で行っていないので、ギミックも見落としやすい。ストーリーモードのように台詞でヒントが出るわけでも無い。こうしてフリープレイでは、あれ、しばしば今何をしてるんだっけ?とハマって時間を無駄にすることが多かった。
このゲームではこうした固有能力を定食のように組み合わせたキャラが100種類規模で出てくるので、好みのキャラを選んで使えるのだが、上記のような理由で、ハイジャンプができて、空が飛べて、グラップルが使えて、投擲武器、というよく使う能力をあつめたワンダー・ウーマンをとりあえず使っておけばOK、という事になってしまう。
次に、赤ブロックのチートがインフレ過ぎ。特にスタッド倍率。
このゲームでは、切り替えて使用したいキャラは、まずストーリーで接触してアンロックしてから、ポータルでスタッドを消費して購入、という流れである。スタッドは辺りに落ちているモノを拾ったり、レゴオブジェクトを破壊したりして入手する。当初は、1ステージクリアで数万スタッドていどの稼ぎで、高価なキャラで数十万、という相場である。が、赤ブロックを取得すると、エクストラモードでチート能力を音にできる。これはレゴシティでも便利だった機能である。そこにあるスタッド×2、×4、×6、×8、×10、のチートを全部オンにすると、取得スタッド価値が3840倍となる。つまり1ステージクリアで数億の稼ぎとなる訳だ。もちろん、全キャラ購入してもおつりがくる。
このシステム自体は別に問題ないと思うが、要は、ポータルが狭くて赤ブロックがあっという間に揃ってしまう点が問題なのだ。レゴシティの時には赤ブロックの収集には難度の高いアクションや探索が必要で、かなり苦労してかけずり回った記憶がある。一方、こちらでは、クリア後、1,2時間もプレイすれば赤ブロックの大半が揃ってしまう。揃ってしまえば、あとは作業となる。
このように、設計とレベルデザインが崩壊しているので、遊んでいてもあんまり楽しくないのだ。折角、ストーリーや台詞は面白く、音楽はサイコーで、世界観もグラフィックスも素晴らしいのに、肝心の所がダメという悲しい作品となっている。
これは口直しが必要である。映画のゲーム化というような枷を外したところで、じっくりとレゴシティ2を開発して欲しいと切に願う。その先行投資という意味でなら、本作分の費用は喜んで出そう。
ワーナーエンターテインメント・ジャパン
レゴ ムービー ザ・ゲーム
そこそこ遊べたのかな?等と思ってはいけない。上記プレイ時間の大半は、インターフェイス不備による無益な探索&長ロードが占めている。
前エントリでもすでに、今ひとつかな、という評だったが、やり込んでみてさらに評価を下げた印象。
とにかく、できのよくない作業ゲー、といった内容。どうしてもプレイしたいという映画ファンレゴファンなら、つるっとストーリーを追うだけにしておいた方が無難だろう。決して、レゴシティが楽しかったから、という理由でこれを買ってはいけない。
まず、ともかくバグのたぐいが目立つ。22時間中フリーズ1回、オブジェクトにはまり込んで移動不可になる事数回。その他ゲーム進行に影響軽微な表示系バグ(ブロックが浮いたまま、エフェクトが残ったままetc)は数知れず。あーはいはい、デバグ時間が無かったんですね、という事だろう。映画のゲーム化で、発売時期も決まっているなら、当然そういうことになるだろう。バグも取れてないぐらいなので、当然内容も練り込み不足。アクションの感覚も、ギミックの挙動も、心地よい、というレベルからはほど遠いものであった。
同様に、レベルデザインも酷い。というより、そもそも設計がおかしいだろう。
このゲームは様々な能力を持った仲間を集めながら冒険するアクションゲームである。そうした複数の異能キャラを切り替えて操作し、フィールドギミックをクリアしながら、脱出・アイテム取得などの条件達成でステージクリアとなる。3Dワールドマップであるポータルに各アクションステージへの入り口が配置され、4つのポータルに数個ずつ、計15ステージのアクションをこなす事になる(+プロローグとおまけステージ)。初回はストーリー進展に伴ってムービーを挟みつつ、順次ステージを連戦し、一度クリアしたステージはポータルにある入り口から再プレイ可能。再プレイ時には、初回ストーリーと同様の台詞を入れながら、ストーリーのキャラで攻略するストーリーモードと、自由にキャラを選択できるフリープレイモードがある。
と、ここまでは普通だろう。
ステージのアクションギミックには、例えば、高い場所へどうやって登るか?というようなモノがあるわけだ。このゲームでは女性キャラはジャンプ力が強いという設定なので、女性キャラに切替えてジャンプポイントから飛び上がってハシゴを下ろす。すると他のキャラでもそこへ上れるようになる。宇宙飛行士に切り替え、ハシゴを登った先にあるコンピュータをハッキングする。すると閉じていた扉が開いてさらに上に進めるようになる、と言うような繰り返しで進んでいくわけである。ところが、ここへ「空を飛べるスーパーマン」がフリープレイでは使用可能となる訳だ。すると、こうしたギミックを全部すっ飛ばして、最上部の目的地までひとっ飛びできてしまう。すなわちこれまで楽しいギミックだと思っていたものが、単なる邪魔な作業に堕するのである。このような、折角の能力をスポイルするような上位能力は明らかに設計不良だろう。
しかも、さらに酷いことには、アクション的にはひとっ飛びしてパスできるにもかかわらず、それでも途中の要所ギミックだけは作動させておかないとシーンが進展しない、という仕様なのだ。つまり、スーパーマンで最上階まで一気に上がっても、そこで現れるはずの敵ボスが現れない。ボスを出現させてシーンを進めるには、途中のコンピュータハッキングを行っておかなければならない、というような縛りがあるのである。こうしたキーとなるギミックは一部でやらなくても良いギミックもたくさんあるため、攻略順を無視してあれこれつまみ食いのようにやってると、そのうち、シーンを進めるために必要なギミックがどれか、やり残しがどれか分からなくなってくる。しかも、正規の順番で行っていないので、ギミックも見落としやすい。ストーリーモードのように台詞でヒントが出るわけでも無い。こうしてフリープレイでは、あれ、しばしば今何をしてるんだっけ?とハマって時間を無駄にすることが多かった。
このゲームではこうした固有能力を定食のように組み合わせたキャラが100種類規模で出てくるので、好みのキャラを選んで使えるのだが、上記のような理由で、ハイジャンプができて、空が飛べて、グラップルが使えて、投擲武器、というよく使う能力をあつめたワンダー・ウーマンをとりあえず使っておけばOK、という事になってしまう。
次に、赤ブロックのチートがインフレ過ぎ。特にスタッド倍率。
このゲームでは、切り替えて使用したいキャラは、まずストーリーで接触してアンロックしてから、ポータルでスタッドを消費して購入、という流れである。スタッドは辺りに落ちているモノを拾ったり、レゴオブジェクトを破壊したりして入手する。当初は、1ステージクリアで数万スタッドていどの稼ぎで、高価なキャラで数十万、という相場である。が、赤ブロックを取得すると、エクストラモードでチート能力を音にできる。これはレゴシティでも便利だった機能である。そこにあるスタッド×2、×4、×6、×8、×10、のチートを全部オンにすると、取得スタッド価値が3840倍となる。つまり1ステージクリアで数億の稼ぎとなる訳だ。もちろん、全キャラ購入してもおつりがくる。
このシステム自体は別に問題ないと思うが、要は、ポータルが狭くて赤ブロックがあっという間に揃ってしまう点が問題なのだ。レゴシティの時には赤ブロックの収集には難度の高いアクションや探索が必要で、かなり苦労してかけずり回った記憶がある。一方、こちらでは、クリア後、1,2時間もプレイすれば赤ブロックの大半が揃ってしまう。揃ってしまえば、あとは作業となる。
このように、設計とレベルデザインが崩壊しているので、遊んでいてもあんまり楽しくないのだ。折角、ストーリーや台詞は面白く、音楽はサイコーで、世界観もグラフィックスも素晴らしいのに、肝心の所がダメという悲しい作品となっている。
これは口直しが必要である。映画のゲーム化というような枷を外したところで、じっくりとレゴシティ2を開発して欲しいと切に願う。その先行投資という意味でなら、本作分の費用は喜んで出そう。