GC/巨人のドシン/任天堂 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

GC/巨人のドシン/任天堂

これも旧機種ローテで、Wiiの稼働用に候補から選択。さくっと出来そうだったので。
9月の終わりに開始して、2週間ほどに渡り、1日1,2時間ほどちょこちょこ遊ぶ。遊ばない日もあったので、累計では15時間程度か。
とりあえずゲーム内に示されたモニュメントのリストをコンプするという目標があるのだが、飽きてきたのでほどよいところで終了とした。リスト16個のうち、残4個。

南の島を舞台としたシミュレーション&アクションだろうか。人間達が原初の素朴な生活を細々と営む島。そこへ巨人のドシンが現れた。身長数十メートルのドシンは、怪力で重い物でも持ち上げられ、土地の高さを上げ下げする不思議な能力も持っていた。普段はニコニコ顔の(パッケージに描いてあるような)優しい巨人だが、ジャシンと呼ばれる破壊の権化と化して暴れ回る事も可能である。ドシンは、人間達が吹き出しマークで頭上に示す、彼らの願いや悩みをかなえてあげた。ここに木を植えて欲しいと言われれば遠くから引っこ抜いてきた木を植え、土地がデコボコだと言われれば、アゲサゲ能力で整地するのだ。また、時折発生する火事や竜巻、大雨などの災害には、それぞれ対応するアクションで被害を抑える事も可能である。
人間達の村落は徐々に発展し、建造物や人数が増え、集落が成長MAXに達すると、最後にモニュメントと呼ばれる建造物を作り出す。このとき、木々が生まれ変わる際に生成される[花」のアイテムを投じる事で、モニュメントリストに載せる事が出来る立派なモニュメントを作らせる事が可能だ。このモニュメントは、集落に暮らしている人間達の種類の組み合わせの影響を受けて変化する。人間は、赤青黄緑の4色の部族に分かれており、それらの組み合わせてで集落のカラーが決まる。単色、二色組、三色組、四色組の組合せ計15種類と、最後の謎モニュメントの全部で16種類のモニュメントが作成可能である。
人間達は個々にドシンの印象を抱いており、ラブからヘイトまでの印象パラメータが存在する。望みを叶えてやればラブが高まり、怖がらせればヘイトが募る。ジャシンに変身して村落を壊滅させ人間を虐殺しまくれば、あっという間にヘイトの極みに達するだろう。
これら個々の印象はハートマークとドクロマークとなって、ドシンへと漂い、どちらかのマークを21個集めると、ドシンは一回り大きく成長する。何度も成長すれば、どんどん大きくなってゆく。大きくなれば力も増え、持ち上げられる物も増えるし、移動速度や整地力も上がる。その一方で、うっかり人間を踏みつぶしたり建物を破壊してしまったりするリスクも増大する。
ゲームは日の出と共に始まり、日没と共に終了する。次の日に現れるドシンは、別の、次代のドシンであり、大きさはまた元に戻ってしまっている。
こうして何世代ものドシンをプレイし、人間達が暮らす島の発展を見守るゲーム、と言うのが巨人のドシンの概要だろうか。

しかし、このゲームには、一部を除いてゲームオーバーという物が無いので、特に何かをすることを強制されるわけでは無い。
人間達の欲求に答える必要は無いし、せっせとモニュメントを開発する必要も無い。何もせず、ぼーっと人間や鳥や動物が動き回るのを眺めているだけもよい。人間などほっぽり出して、アゲサゲ能力で巨大な構造物を一生懸命作るのも一興だろう。ムスカの台詞を吐きながら、全ての集落を完全に破壊し焼き払って回っても良い。一言で言えば、まさに箱庭で自由に遊ぶゲームである。
人間達や動物などのリアクションも結構細かくいろいろ動くので、結構ハマって、数時間は没頭していろいろ遊べて楽しいゲームである。
しかし、モニュメントリストを埋めよう、と思うなら、することと言ったら、整地して集落を誘致して、人間の要求に応じて木を運んだりアゲサゲして、枯れ木を集めて花を生成する、という繰り返しになる。それでもまあ楽しくないことは無いのだが、これを十数回やるとなると、だんだん飽きてくる。おまけに、集落の色管理が結構大変で、たった一人でも色の影響を与えてしまう、というのはキツイ仕様だ。黄色の単色村に一人でも赤がやってくると、もはやそこは赤黄村となってしまうのだ。これを元に戻そうと思うと赤人をすくい上げて遠くへ捨ててくるか、殺害するしか無く、結構手間が掛かってしかも後味良くないし、そうしてうかうかしているうちに赤族が増殖してしまうともはや実行はうんざりとなってしまう。
これが面倒でコンプをあきらめた。
しかし、ここまで駄文を書いている内に、やっぱりリストコンプをしたいな、と思えてきた。どうしよう。悩むなあ。

ともかく、箱庭ゲーが好きな人は、そこそこ遊べると思う。あれをしたらどうなるか、これはできるのか、と自分で目標を作って遊べる人ね。逆に、提示された目標を撃破していくのが好きなタイプの人は、することが無くて即飽きるだろう。

このゲームのデザイナは、アクアノートの休日や太陽のしっぽを作った、バーラム(当時)の飯田和敏である。明確な目標が無く、ゲーム世界をスキに探索しろ、というデザイン傾向はやはり似ているな。ちなみに、現在プレイ中の風のリグレットには、彼が斎藤由多加と共に友情出演している。

もし続きをプレイしたら報告しよう。

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