先週読んだ漫画 14/04/20-04/26 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

先週読んだ漫画 14/04/20-04/26


●パタリロ! 27巻/魔夜峰央

この巻も既読だった。性愛描写が強めで、明らかに特定層へ向けたアピールだろう。お話としてはまずまず。


●大奥 7巻/よしながふみ

第1巻からの回想が終わり没日録を閉じる吉宗。物語の区切りとなる巻だろう。前半は江島生島事件、後半が回想から戻った吉宗の改革録である。吉宗の造形は非常にうまいと思う。ほんのわずか、好きになれない感じを残しているところが素晴らしい。


●テルマエ・ロマエ 5-6巻/ヤマザキマリ

4巻からかなり時間が経ってしまった。図書館で順番待ちをしていたからだが、そうこうしているうちに先に職場で拾ったので読む。後半の恋愛話完結、という感じ。別に悪くはないし、そもそも風呂ネタだけでそんなに引っ張れるわけ無い、とは誰しも思っていただろうし、こんな物だろう。爺さん活躍しすぎ。ただ一点だけ気になることがあるとすれば、さつきの気持ちかな。ルシウスがさつきに惚れるのは別に問題ない。しかし、さつきがルシウスに惚れるのは、それはあくまで古代ローマというフィルターを通しての事だったはずだ。ルシウスに投影されたあこがれのローマに恋していたのだ。だから、時空を超えて古代ローマに飛んだ際、さつきには、彼の地でもルシウスを求める特段の理由は無かったはずである。憧れの古代ローマに立ち、ローマ人に囲まれているのだから、一ローマ市民のルシウスに拘泥する理由などなく、手当たり次第にローマを貪る、というのが本来、古代ローママニアが取るはずのアクションでは無かろうか。なのに、初な恋しりそめし少女に堕してしまうのは、このキャラの造形として違和感を禁じ得ない。逆に、さつきが古代ローマに残りそこで生きる事を選んだ(というか自由に戻れるわけでは無いので選べない)のは、至極当然だ。彼女ほどの知恵と知識があれば、一寸先も見えない現代より、今後衰退と混迷を迎える運命であっても、古代ローマの方がよほど生き抜きやすいと判断するのが理性というものだろう。ともあれそこそこ面白かった漫画かと。巻末を見ると追加エピソードがいくつかあるみたいなので機会があれば。