パンドラの種 農耕文明が開け放った災いの箱/S・ウェルズ/斉藤隆央 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

パンドラの種 農耕文明が開け放った災いの箱/S・ウェルズ/斉藤隆央

時間がないのでメモだけ。

まあまあ面白かったが、今ひとつか。原文が良くないのか、今ひとつ散文的で読みづらい文章だ。訳者が下手なのかと思って見るとタングステンおじさんの人だった。

テーマのはっきりしない本。ここ数十万年の人類史にスポットを当て、人類が、自己と環境を如何に改変することで生き残りのし上がってきたかを描く。自分が変えてしまった環境の影響で、自分自身が変わってしまう。人類は開けてはいけないパンドラの箱を開け続けてきたのだろうか?農耕文明の発展と引換に失った幸福と架せられた災い。
生物学、人類学、社会学、心理学と、話は様々に飛ぶので、雑学的には面白いが、ポイントがはっきりしない。構成も再考の余地あり。

紹介された多数の事例から、遺伝子の選択圧が、数世代などかなり短時間に急激に広まる事実が意外で驚いた。60億もの人類が存在していても、数世代でガラッと変わることもあり得る訳だ。



S・ウェルズ/斉藤隆央
パンドラの種 農耕文明が開け放った災いの箱