NTT西日本 ひかり電話 ボイスワープ機能の謎仕様
昨日、トラブルがあったので、一般に注意を喚起するためにメモっておく。
内容は、NTT西日本のフレッツ光サービスに付随する、IP電話サービス「ひかり電話」についてだ。
ひかり電話には様々なオプション機能があるが、その中の電話転送機能であるボイスワープに落とし穴があった。具体的には、着信電話番号によって転送を制御するセレクト機能が使用者の直感に反する動作となっている。NTTの担当者とも話したが、これは「仕様」と言う事で確定したので、うっかり間違いやすいと思われるこの仕様を注意喚起のためにメモしておくものだ。
<非通知は一切転送されない!ひかり電話 ボイスワープのセレクト機能>
・ひかり電話のボイスワープには「セレクト機能」がある。これは、最大30件までの電話番号を登録し、掛かってきた電話番号が、1)登録番号の場合だけ転送、2)登録番号の場合だけ着信、と、選別して転送動作を制御できる機能である。
・セレクトされた後、サービス本体の転送のタイプ設定(無条件転送・無応答時転送・話中時転送)に従って、転送動作を行う。
・申し込み時に担当者が送ってきた古いマニュアルには、「発信電話番号が非通知の場合は、セレクト機能は動作しません」と書いてある。そりゃそうだろう。
・しかし動作チェックを行うと、掛かってきた電話が「非通知・公衆電話・表示圏外」の場合、「無条件で全て着信」する事が判明。
・NTT西サイトの新しいマニュアルには、「かけてきた方の電話番号が非通知の場合、転送されません」と書いてある。
以上では、どこが困った点なのかよく分からないと思うので、事例を挙げて説明しよう。
<トラブル事例>
・当方では自宅とは別に仕事場を借りている。そこには仕事用固定電話があり、毎日不特定多数の顧客から電話が入る。しかし、私個人は客先訪問など出歩いている事が多いので、仕事場に掛かった電話は携帯に転送して受けている。これがボイスワープの機能だ。
・しかし、仕事場にいる妻やスタッフと連絡を取りたい場合など、私のこの携帯や自宅から仕事場に掛けた電話が転送されてしまってはまずい。
・そこで、セレクト機能をつかい、登録した携帯や自宅の電話からのみ仕事場に着信し、それ以外は全部無条件転送という設定で運用する。
・ひかり電話のボイスワープでも、上記は、全く簡単な設定で全く問題無く動作する。ただ一点を除いて。それは、上記に書いた通り、「非通知・公衆電話・表示圏外」の番号は、他の設定条件を一切無視して「着信してしまう」、という点である。
・一般客からの電話ではかなりの割合が非通知である。これが転送されないのでは、全く使い物にならない。
無条件転送に設定し、登録番号のみ着信のセレクト機能をオンにしたなら、「登録番号以外の全ての通話」は転送して欲しいとするのが、直感に即した仕様ではないだろうか?
もともと、ボイスワープというものがそういう仕様なのだ、という事ならやむを得ないかも知れない。しかしそうではないのだ。
<固定電話でのボイスワープセレクトとの動作の違い>
「ひかり電話」のボイスワープでは上記のような謎仕様になっているが、IP電話でない加入電話でのボイスワープでは、ちゃんと直感通りの動作をするのだ。厳密に言うと、加入電話ではボイスワープサービスにはセレクト機能が無く、変わりにセレクト機能を搭載した「ボイスワープセレクト」というサービスがある。
当方では、このサービスを数年間使用して、携帯と自宅からは着信、それ以外は携帯に転送、という運用をずっとつづけてきたのだ。もちろん非通知も公衆電話もちゃんと転送してくれる。
電話料金が安くなるからひかり電話にしませんか?と営業を受けても、いや、ボイスワープセレクトを使っているので無理、と断っていた。ひかり電話には、「ボイスワープセレクト」が無いからである。しかし、ひかり電話のボイスワープには、加入電話のボイスワープには無い「セレクト機能」が最初から付いているんですよ、という事を知り、それならば、とひかり電話に変更したのである。
結局NTTのサポートからは仕様と回答され、新しいマニュアルをDLしてよくよく見ればその通り書いてある。
仕様という事で通すのならこの状態はそうそうに修正される事はないだろう。
よって、ひかり電話でのボイスワープのセレクト機能を使用しようと考えている人は、上記の点を十分に認識する必要があるだろう。特にビジネス用途で仕事環境の構築を検討している人は、注意した方が良い。非通知で挙動が変わってしまう転送機能では仕事にならない。
<対処>
ぼやいていても始まらないので、対処を検討する。
実は、とりあえず何とかするだけなら割合簡単に対処できる。
それは、ひかり電話の「追加番号」サービスを利用する方法だ。ひかり電話では月額105円でもう一つ電話番号がもらえる。複数口の専用VOIP端末に変更することで、1契約で最大4回線まで引けるのだ。
そこで、仕事場のひかり電話の契約に電話番号を1つ追加しVOIP端末を変更する。携帯・自宅→仕事場の電話連絡用には、この新設番号を使用することにするのだ。そして元々の仕事場の電話番号はセレクト機能をオフにして無条件転送をセットする。これで要件は全て満たす。
なお、本来、複数口のVOIP端末には当然ながら電話回線分の電話機を繋ぐ必要がある。が、「無条件転送ボイスワープに設定した回線は着信しないし電話も鳴らないし、よって電話機を繋いでいなくても動作する」という点がミソなのである。電話機の追加購入などはしなくて良いのだ。そもそも1回線だけで無条件転送に設定したひかり電話なら、VOIP端末すら電源を落としていても動作に問題は無い。今回の事例では追加番号は電話として使うのでそうは行かないが。
しかし、もちろん、動けば良い、というものではない。105円とは言え月額で追加費用が発生するし、VOIP端末交換の手数料も必要だ。なにより、そもそものひかり電話ボイスワープのセレクト機能の仕様は、明らかにおかしなものである、という点が問題なのである。
急場は上記の方法でしのぐしかないが、おかしいと思うので改善して欲しいという要望は窓口を通して上げてみるつもりだ。
以上、参考までに。
内容は、NTT西日本のフレッツ光サービスに付随する、IP電話サービス「ひかり電話」についてだ。
ひかり電話には様々なオプション機能があるが、その中の電話転送機能であるボイスワープに落とし穴があった。具体的には、着信電話番号によって転送を制御するセレクト機能が使用者の直感に反する動作となっている。NTTの担当者とも話したが、これは「仕様」と言う事で確定したので、うっかり間違いやすいと思われるこの仕様を注意喚起のためにメモしておくものだ。
<非通知は一切転送されない!ひかり電話 ボイスワープのセレクト機能>
・ひかり電話のボイスワープには「セレクト機能」がある。これは、最大30件までの電話番号を登録し、掛かってきた電話番号が、1)登録番号の場合だけ転送、2)登録番号の場合だけ着信、と、選別して転送動作を制御できる機能である。
・セレクトされた後、サービス本体の転送のタイプ設定(無条件転送・無応答時転送・話中時転送)に従って、転送動作を行う。
・申し込み時に担当者が送ってきた古いマニュアルには、「発信電話番号が非通知の場合は、セレクト機能は動作しません」と書いてある。そりゃそうだろう。
・しかし動作チェックを行うと、掛かってきた電話が「非通知・公衆電話・表示圏外」の場合、「無条件で全て着信」する事が判明。
・NTT西サイトの新しいマニュアルには、「かけてきた方の電話番号が非通知の場合、転送されません」と書いてある。
以上では、どこが困った点なのかよく分からないと思うので、事例を挙げて説明しよう。
<トラブル事例>
・当方では自宅とは別に仕事場を借りている。そこには仕事用固定電話があり、毎日不特定多数の顧客から電話が入る。しかし、私個人は客先訪問など出歩いている事が多いので、仕事場に掛かった電話は携帯に転送して受けている。これがボイスワープの機能だ。
・しかし、仕事場にいる妻やスタッフと連絡を取りたい場合など、私のこの携帯や自宅から仕事場に掛けた電話が転送されてしまってはまずい。
・そこで、セレクト機能をつかい、登録した携帯や自宅の電話からのみ仕事場に着信し、それ以外は全部無条件転送という設定で運用する。
・ひかり電話のボイスワープでも、上記は、全く簡単な設定で全く問題無く動作する。ただ一点を除いて。それは、上記に書いた通り、「非通知・公衆電話・表示圏外」の番号は、他の設定条件を一切無視して「着信してしまう」、という点である。
・一般客からの電話ではかなりの割合が非通知である。これが転送されないのでは、全く使い物にならない。
無条件転送に設定し、登録番号のみ着信のセレクト機能をオンにしたなら、「登録番号以外の全ての通話」は転送して欲しいとするのが、直感に即した仕様ではないだろうか?
もともと、ボイスワープというものがそういう仕様なのだ、という事ならやむを得ないかも知れない。しかしそうではないのだ。
<固定電話でのボイスワープセレクトとの動作の違い>
「ひかり電話」のボイスワープでは上記のような謎仕様になっているが、IP電話でない加入電話でのボイスワープでは、ちゃんと直感通りの動作をするのだ。厳密に言うと、加入電話ではボイスワープサービスにはセレクト機能が無く、変わりにセレクト機能を搭載した「ボイスワープセレクト」というサービスがある。
当方では、このサービスを数年間使用して、携帯と自宅からは着信、それ以外は携帯に転送、という運用をずっとつづけてきたのだ。もちろん非通知も公衆電話もちゃんと転送してくれる。
電話料金が安くなるからひかり電話にしませんか?と営業を受けても、いや、ボイスワープセレクトを使っているので無理、と断っていた。ひかり電話には、「ボイスワープセレクト」が無いからである。しかし、ひかり電話のボイスワープには、加入電話のボイスワープには無い「セレクト機能」が最初から付いているんですよ、という事を知り、それならば、とひかり電話に変更したのである。
結局NTTのサポートからは仕様と回答され、新しいマニュアルをDLしてよくよく見ればその通り書いてある。
仕様という事で通すのならこの状態はそうそうに修正される事はないだろう。
よって、ひかり電話でのボイスワープのセレクト機能を使用しようと考えている人は、上記の点を十分に認識する必要があるだろう。特にビジネス用途で仕事環境の構築を検討している人は、注意した方が良い。非通知で挙動が変わってしまう転送機能では仕事にならない。
<対処>
ぼやいていても始まらないので、対処を検討する。
実は、とりあえず何とかするだけなら割合簡単に対処できる。
それは、ひかり電話の「追加番号」サービスを利用する方法だ。ひかり電話では月額105円でもう一つ電話番号がもらえる。複数口の専用VOIP端末に変更することで、1契約で最大4回線まで引けるのだ。
そこで、仕事場のひかり電話の契約に電話番号を1つ追加しVOIP端末を変更する。携帯・自宅→仕事場の電話連絡用には、この新設番号を使用することにするのだ。そして元々の仕事場の電話番号はセレクト機能をオフにして無条件転送をセットする。これで要件は全て満たす。
なお、本来、複数口のVOIP端末には当然ながら電話回線分の電話機を繋ぐ必要がある。が、「無条件転送ボイスワープに設定した回線は着信しないし電話も鳴らないし、よって電話機を繋いでいなくても動作する」という点がミソなのである。電話機の追加購入などはしなくて良いのだ。そもそも1回線だけで無条件転送に設定したひかり電話なら、VOIP端末すら電源を落としていても動作に問題は無い。今回の事例では追加番号は電話として使うのでそうは行かないが。
しかし、もちろん、動けば良い、というものではない。105円とは言え月額で追加費用が発生するし、VOIP端末交換の手数料も必要だ。なにより、そもそものひかり電話ボイスワープのセレクト機能の仕様は、明らかにおかしなものである、という点が問題なのである。
急場は上記の方法でしのぐしかないが、おかしいと思うので改善して欲しいという要望は窓口を通して上げてみるつもりだ。
以上、参考までに。