高校デビュー 4巻/河原和音
クリスマス!なのである。
初めて彼氏ができた晴菜は、恋人達の一大イベントを前に、全てを懸けて張り切る。
「彼女」に対して良い思い出のないヨウに、彼女がいるってスバラシイ、クリスマスっていいな、そう思ってもらいたいのだ。元スポ根少女の胸には、ヨウの「はりきりすぎないでね」の言葉も、友達連中のドン引きの表情ももはや届かない。私に任せて、と当日の計画を一手に引き受け、プレゼントのためにヨウの好きなものを探り出し、デートスポットをリサーチし、費用をまかなうためにバイトで大車輪。張り切りすぎてバイトに払える給与の上限を数日で超えてしまったのはご愛敬。ともかく晴菜の目には輝くクリスマスしか見えない。
前日は麻美とケーキを焼き、すっかり忘れていた自分のブラッシュアップに慌てて町へ出る。半分は麻美の個人的野望に引っ張られながら、服を買い、美容院へ。明日の二人の幸せを願いながら。
そしてクリスマス当日。経験も少なく、どこか天然の晴菜のプランは、やはり細かいところで抜けがある。それでもヨウは良い奴だ。それをも楽しもうと、笑ってくれる。イメージとは違う。でもイメージ以上。
楽しい雰囲気のまま、友人がバイトしているレストランでディナー。プレゼントも交換し、最高の雰囲気に。
しかし、趣味の悪い店員のいたずらイベントで、心理クイズをやらされ、ヨウにキス経験がある事を知ってしまった晴菜は、思わず店を飛び出してしまう。
どうにもならない過去に嫉妬してしまう程、ヨウの事が好きになっていた晴菜。そうと分かっていながら持て余す自分の心。
そんな晴菜に、ヨウは優しくキスをする。「アンタ以外とは もう しないから」
予想以上の、予想外の展開に、読者もびっくりだ。
しかし、初めてのキスで、晴菜は完全にテンパってしまった。翌日の終業式、落ち着いて昨日の事を考えると、ふらふらとくずおれてしまう。ヨウの顔などまともに見られず、目を逸らして走り逃げてしまう始末。そんな態度しか取れない事で、余計に意識してしまい、事態はスパイラルに悪化してゆく。
変に思われるかも知れない、思われて嫌われるかも知れない、嫌われて避けられてるかも知れない。
でも、顔を見られない。話せない。あはははと笑って、あーとかうーとかしか言えない。これからは陰から見守って、ヨウの追っかけをしようと思い込む所まで堕ちてしまう晴菜。
ヨウは晴菜がいっぱいいっぱいな事は分かっていた。分かっているが、やはり面白くないし、反応が凄すぎてさてどうしたものかと思案に暮れていた。晴菜のためにグローブを買い、キャッチボールをする事で、一からリハビリしてコミュニケーションを取り戻そうと考えたヨウは、本当に良い奴だ。
ややオールドファッションかも知れないが、晴菜は一途な真っ直ぐキャラ、そしてヨウは懐の広い良い奴と、安心してほのぼの楽しめる所が非常に魅力だろう。
こうして一段落したところで次巻へ。進展も速くて非常にサービスが良いのは、読者には良いけど、後、どうするんだろうかとやや心配。
続きが非常に楽しみである。
高校デビューの過去エントリ

河原和音
高校デビュー 4巻
初めて彼氏ができた晴菜は、恋人達の一大イベントを前に、全てを懸けて張り切る。
「彼女」に対して良い思い出のないヨウに、彼女がいるってスバラシイ、クリスマスっていいな、そう思ってもらいたいのだ。元スポ根少女の胸には、ヨウの「はりきりすぎないでね」の言葉も、友達連中のドン引きの表情ももはや届かない。私に任せて、と当日の計画を一手に引き受け、プレゼントのためにヨウの好きなものを探り出し、デートスポットをリサーチし、費用をまかなうためにバイトで大車輪。張り切りすぎてバイトに払える給与の上限を数日で超えてしまったのはご愛敬。ともかく晴菜の目には輝くクリスマスしか見えない。
前日は麻美とケーキを焼き、すっかり忘れていた自分のブラッシュアップに慌てて町へ出る。半分は麻美の個人的野望に引っ張られながら、服を買い、美容院へ。明日の二人の幸せを願いながら。
そしてクリスマス当日。経験も少なく、どこか天然の晴菜のプランは、やはり細かいところで抜けがある。それでもヨウは良い奴だ。それをも楽しもうと、笑ってくれる。イメージとは違う。でもイメージ以上。
楽しい雰囲気のまま、友人がバイトしているレストランでディナー。プレゼントも交換し、最高の雰囲気に。
しかし、趣味の悪い店員のいたずらイベントで、心理クイズをやらされ、ヨウにキス経験がある事を知ってしまった晴菜は、思わず店を飛び出してしまう。
どうにもならない過去に嫉妬してしまう程、ヨウの事が好きになっていた晴菜。そうと分かっていながら持て余す自分の心。
そんな晴菜に、ヨウは優しくキスをする。「アンタ以外とは もう しないから」
予想以上の、予想外の展開に、読者もびっくりだ。
しかし、初めてのキスで、晴菜は完全にテンパってしまった。翌日の終業式、落ち着いて昨日の事を考えると、ふらふらとくずおれてしまう。ヨウの顔などまともに見られず、目を逸らして走り逃げてしまう始末。そんな態度しか取れない事で、余計に意識してしまい、事態はスパイラルに悪化してゆく。
変に思われるかも知れない、思われて嫌われるかも知れない、嫌われて避けられてるかも知れない。
でも、顔を見られない。話せない。あはははと笑って、あーとかうーとかしか言えない。これからは陰から見守って、ヨウの追っかけをしようと思い込む所まで堕ちてしまう晴菜。
ヨウは晴菜がいっぱいいっぱいな事は分かっていた。分かっているが、やはり面白くないし、反応が凄すぎてさてどうしたものかと思案に暮れていた。晴菜のためにグローブを買い、キャッチボールをする事で、一からリハビリしてコミュニケーションを取り戻そうと考えたヨウは、本当に良い奴だ。
ややオールドファッションかも知れないが、晴菜は一途な真っ直ぐキャラ、そしてヨウは懐の広い良い奴と、安心してほのぼの楽しめる所が非常に魅力だろう。
こうして一段落したところで次巻へ。進展も速くて非常にサービスが良いのは、読者には良いけど、後、どうするんだろうかとやや心配。
続きが非常に楽しみである。
高校デビューの過去エントリ