知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性/高橋昌一郎 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性/高橋昌一郎

以前、大変楽しく読んだ、「理性の限界 」の続編にあたる本。

前回のシンポジウムの直後、というシチュエーションで、前作同様、学者や社会人、大学生など、架空のデフォルメ登場人物達による対話形式で進む知的エンターテインメント。

アロウ・ハイゼンベルグ・ゲーデルを俎上にのせた前作に続き、今巻では、ヴィトゲンシュタイン・ポパー・ファイヤアーベント等を軸に、形而上学から宇宙論まで、百貨店的な幅広い品揃えで、読者を全く飽きさせない。

内容どうこうより、まず、なにより優れたエンターテインメントであると言える。本当に、読んでいて楽しい。そしてもちろん、内容も為になる。私のような半可通にはこうしたガイド的な書籍が最適だ。
決めぜりふのパターンである、「司会者: そのお話は、また別の機会にお願いします。」がじわじわ効いてくる。

前著への言及がチョコチョコ出てくるので、やはり順番に読んだ方が良いだろう。
またさらに続巻があるようなので、それも読みたい。非常に楽しみだ。


高橋昌一郎
知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性