恋したがりのブルー/藤原よしこ | 読んだり観たり聴いたりしたもの

恋したがりのブルー/藤原よしこ

妻が職場で拾ってきたマンガ。2巻まで読む。

主人公の水嶋蒼(あお)は、高校入学の初日、通学路で針谷陸につまずいて転ぶ。友達とケンカしたといって涙をこぼす陸は、初対面の蒼に意外な言葉を告げる。「オレの 彼女になって くれないか」。
親友の海が彼女と別れたのは、自分がその彼女にちょっかいを出したためだと陸は思いこんでた。自分に彼女ができれば、海は安心して彼女とヨリを戻せるだろう、という作戦だった。
うやむやなまま陸の人の良さに惹かれて巻き込まれた蒼だったが、「彼女のフリ」だけだったはずの自分の心に、陸への強い想いが満ちてくるのを止められない自分に気づく。
一方で、陸と海の思い人が、蒼のクラスメートで、高校で初めて友達になった空谷清乃であったことに戸惑うが、陸への想いと、清乃への友情は変わらなかった。
しかし、互いに気持ちが通じ、本物の彼女になってよ、とまで陸に言われた蒼だったが、陸のバイク事故をきっかけに、実は清乃は陸に思いを寄せている事を知ってしまう。…というような話。

こうして、偽装恋愛、隠した本当の恋心、四角関係、そして友情と、イベント山盛りで話が進んでゆく恋愛マンガである。

構成やテンポが良くて読ませる。キャラも割合ナチュラルで落ち着いた印象があり、目の表情に味があると思う。あと、キスの質感やリアリティにこだわりを感じた。

ただ、惜しむらくは、こうした純粋な恋愛ゴタゴタマンガには、正直あんまり興味がもてない、という点が個人的にネックであった。
まあ、続きは機会があれば。

陸海空蒼というストレートなネーミングは良いと思う。

藤原よしこ
恋したがりのブルー