マドモワゼル バタフライ/小椋アカネ
絶対平和大作戦
の続巻が本屋になかったので、代わりに購入。
タイトルはもちろん有名なオペラ「マダム・バタフライ」より。
時代は昭和初期。口減らしのためにわずか九歳で芸者見習いとして置屋に売られた少女・蝶々。そんな境遇を唯一慰めてくれるのは、近所に住む彫物師の青年・千夏との交流であった。しょっちゅう店を抜け出しては千夏に遊んでもらう蝶々。千夏を恋い焦がれる蝶々は、千夏と同じぐらい好きな、彼の美しい彫り物を自分にも入れて欲しいとせがむが、子供はダメと千夏は笑って相手にしなかった。代わりに描いてもらう「蝶々」の絵。千夏の絵、そして千夏の存在がどれほど蝶々の心を癒したかは知れなかった。
千夏に相手にされる大人になりたい。けれど一人前の芸者になってしまえば、もう抜け出して千夏に会う事も叶わない。刻々と過ぎてゆく時の中で千夏との時間を愛おしむ蝶々。
そんな折り、突然蝶々に身請けの話が舞い込んで…。と言うようなお話。
お話としては、まあまあ普通、と言うところ。
子供のままの蝶々と千夏の恋愛一歩手前のようなほのぼのとした雰囲気とか、二人の仲に立ちはだかる障害を乗り越える話の展開がメインだろう。
惜しむらくは、安易で都合の良すぎる展開と、昭和初期という設定の印象が薄い点。そもそも著者も柱で書いているように、このマンガは着物の美しさを描きたいという目的から始まったようで、その点では確かに見栄えがする。他の作品でもそうだが、著者が描くキャラはプロポーションが非常に素晴らしいと思うので、そうした点も合わせて、絵的に楽しむ度合いが高めの作品なのかも知れない。
続巻があるので、もし機会があれば読んでも良いかも。

小椋アカネ
マドモワゼル バタフライ
タイトルはもちろん有名なオペラ「マダム・バタフライ」より。
時代は昭和初期。口減らしのためにわずか九歳で芸者見習いとして置屋に売られた少女・蝶々。そんな境遇を唯一慰めてくれるのは、近所に住む彫物師の青年・千夏との交流であった。しょっちゅう店を抜け出しては千夏に遊んでもらう蝶々。千夏を恋い焦がれる蝶々は、千夏と同じぐらい好きな、彼の美しい彫り物を自分にも入れて欲しいとせがむが、子供はダメと千夏は笑って相手にしなかった。代わりに描いてもらう「蝶々」の絵。千夏の絵、そして千夏の存在がどれほど蝶々の心を癒したかは知れなかった。
千夏に相手にされる大人になりたい。けれど一人前の芸者になってしまえば、もう抜け出して千夏に会う事も叶わない。刻々と過ぎてゆく時の中で千夏との時間を愛おしむ蝶々。
そんな折り、突然蝶々に身請けの話が舞い込んで…。と言うようなお話。
お話としては、まあまあ普通、と言うところ。
子供のままの蝶々と千夏の恋愛一歩手前のようなほのぼのとした雰囲気とか、二人の仲に立ちはだかる障害を乗り越える話の展開がメインだろう。
惜しむらくは、安易で都合の良すぎる展開と、昭和初期という設定の印象が薄い点。そもそも著者も柱で書いているように、このマンガは着物の美しさを描きたいという目的から始まったようで、その点では確かに見栄えがする。他の作品でもそうだが、著者が描くキャラはプロポーションが非常に素晴らしいと思うので、そうした点も合わせて、絵的に楽しむ度合いが高めの作品なのかも知れない。
続巻があるので、もし機会があれば読んでも良いかも。