リーゼロッテと魔女の森/高屋奈月
本当は発売日に欲しかったのだが、妻に内緒で仕事中に近所の本屋に買いに行ったら無くて(売り切れであったと信じたい)、やむなく購入がずれ込んでしまった。
さっそく読んでみた訳だが、新しい物語のはじまりを予感させる、すがすがしい内容だ。
中世の欧州っぽい世界。そう、いまだお伽噺の息吹を風に感じる世界。某国の王女リーゼロッテは権謀の波に呑まれ、その実の兄の手によって人も行き交わぬ東の果てへと封じられた。付き従うは年端もいかないアルトとアンナの兄妹従者のみである。だが、リーゼロッテの胸には、生きるという望みが消えていなかった。東の東の東の果ての森には魔女が住むという。三人の素朴な生活に、ある日飛び込んできた淵月(えんげつ)と名乗る青年を軸に、物語は大きく動き出す。魔女らしきものからリーゼロッテを守ってくれた彼は、一体何者か?そして魔女とは?…というようなところ。
ただ、キャラの造形も、絵柄も、ストーリーの片鱗も、プロットも、よい意味でも悪い意味でも、「安定」という印象。
前作の「星は歌う」からこっち、スロースターターの読み返し前提の作風が強まっている感じである。ベッタリしたファン以外は印象が弱くて食いつきが悪そうだ。
個人的には、非常に買っているので、2巻以降どう拡げてゆくか、楽しみである。

高屋奈月
リーゼロッテと魔女の森
さっそく読んでみた訳だが、新しい物語のはじまりを予感させる、すがすがしい内容だ。
中世の欧州っぽい世界。そう、いまだお伽噺の息吹を風に感じる世界。某国の王女リーゼロッテは権謀の波に呑まれ、その実の兄の手によって人も行き交わぬ東の果てへと封じられた。付き従うは年端もいかないアルトとアンナの兄妹従者のみである。だが、リーゼロッテの胸には、生きるという望みが消えていなかった。東の東の東の果ての森には魔女が住むという。三人の素朴な生活に、ある日飛び込んできた淵月(えんげつ)と名乗る青年を軸に、物語は大きく動き出す。魔女らしきものからリーゼロッテを守ってくれた彼は、一体何者か?そして魔女とは?…というようなところ。
ただ、キャラの造形も、絵柄も、ストーリーの片鱗も、プロットも、よい意味でも悪い意味でも、「安定」という印象。
前作の「星は歌う」からこっち、スロースターターの読み返し前提の作風が強まっている感じである。ベッタリしたファン以外は印象が弱くて食いつきが悪そうだ。
個人的には、非常に買っているので、2巻以降どう拡げてゆくか、楽しみである。