マイコン電子ケトル 0.8L ラテベージュ PHK-800(C)/東芝 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

マイコン電子ケトル 0.8L ラテベージュ PHK-800(C)/東芝

妻はお茶があまり好きではなかった。
特に日本茶は、用意や後かたづけも面倒なため、そして何より、別に美味しいとも思わないという理由で、我が家ではずっと飲む習慣がなかった。
紅茶やその他のお茶も同様である。
我が家は、というか飲むのはほとんど私なので、私は、だが、ずっとコーヒー党、それも簡単便利なインスタントオンリーのコーヒー党であった。NATOの某少佐のようである。

そんな妻が昨秋頃からいきなりお茶にハマりだした。きっかけは偶然入手した、ちょっと高級そうな紅茶葉を、勿体ないから、と飲んでみた事だったが、多分、齢を重ねた事で味覚の嗜好が変わってきていたのだろう。

それ以来、紅茶、日本茶、甜茶、ハトムギ茶と、いろいろと飲んでいる。一時は、カフェインの強い紅茶や緑茶を飲み過ぎて、夜寝られなくなったほどである。

ひとりでコーヒーを飲んでいた頃は、もっぱら電子レンジで作った。カップにインスタント粉と水を入れ、レンジで2分。全く手間いらずである。

しかし、二人で飲むようになったので、ミルクパンを使ってガスコンロでお湯を沸かすようになった。すると、その方がうまいのである。一旦きちんと沸騰するまで加熱する事で、やはりカルキが十分に飛ぶのか、味わいがまろやかで美味しい。よって、その後はひとり分でもミルクパンで沸かすようになった。

すると、である。
当然予想されるように、ガス代の請求が跳ね上がった。
例年の倍以上である。前年同期より3~4千円も多い、6~7千円の請求書が来るようになった。こんな額の請求は結婚以来初めてである。
もちろん健康で豊かな生活のために毎月数千円が必要というなら、それは出せないような額ではない。

が、それは無意味な無駄である。よって前から欲しいなと思っていた電気ケトルを買う事にした。ちなみに我が家では保温系家電は使わない事にしているので電気沸騰保温ポットは論外である。炊飯器も保温機能は使っていない。

保温のない電気ポットといえばT-FAL系が有名なので、その辺りから調べていったが、評価は高いものの、気になるレビューがチラホラ。要は、注ぎ口から垂れる、というのだ。
どれだけファッショナブルな外観でも、沸騰時間が短くても、注ぎ口からお湯が垂れるようなポットは、私の基準では不良品としか考えられない。よって、T-FALや類似の激安製品を排除して絞っていった結果、たどり着いたのが、表題の製品である。もう一つタイガーの小容量ケトルも最後まで悩んだが、こちらに決めた。

選んだポイントは、
1.注ぎ口から垂れない
2.沸騰時にアラームでお知らせ
3.内部フッ素コート
4.倒してもお湯が漏れない
5.とにかく安い

などである。特に1は重要だろう。というかこれができてない製品はそもそもおかしいのでは。そして、2のポイントも、なぜ他のメーカーでは採用されていないのか理解に苦しむ程の機能だと思う。現在、主要商品で沸騰時にアラームでお知らせしてくれるのは東芝だけである。3はお手入れが簡単そうである。4は一応あれば安全という事で。そして5。ガス代との差額で、毎月1台買えるほど安いのは驚いた。

届いて数日、ずっと使っているが、非常に使い勝手がよい。敢えて難を言えば電源コードがかなり短いので、置き場所にこだわるなら延長コードは必須だろう。沸騰したお湯の味や臭いも問題ないし、沸騰時間もコーヒー1杯用で1分ちょっとと非常に早くとても満足している。
また、製品の作りも、細部に気を配った日本のメーカー製品、という印象で、安心感がある。数多いからだろうが、T-FALは故障のレビューも多い。

しかし、どこのメーカーもそうだが、「早く沸く」という事を強調したいばかりに、「カップ1杯(140cc 23℃)が40秒で沸騰」等とカタログにデカデカ記載されているが、これは詐欺に近いのでは。水温23℃って、真夏の夕方の水道水でようやく到達しようかという温度だよ?実際的な所で平均水温の十数℃ぐらいからの沸騰時間を書いてくれないと意味がない。まあ、横並びにならないと勝負できないので無理はないが。

東芝
マイコン電子ケトル 0.8L ラテベージュ PHK-800(C)