鋼鉄の華っ柱 6巻/西森博之 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

鋼鉄の華っ柱 6巻/西森博之

待ってました、18日発売の最新刊。楽天ブックスで当日配達。

今巻はややペースダウンで一服感あり。内容は大きく分けて、レオとの決着、朝涼・夏野との出逢い回想、元婚約者蘭子登場、の3本柱となる。

仕事で預かったいたずら坊ちゃんレオの攻撃に、ついにシナシナも音を上げる。泣き付かれてやむなく交代した真道は、さすが格が違い、レオのいたずらにも余裕の対応。そんな態度が返ってレオの反抗心に火を付ける。突っ張った無茶から窮地に追い込まれるレオを、真道は敢えて放置。全てのレオの言動を盗聴器で録音して責任回避した上で、少々お灸を据えようと言うのだ。しかし、最後の最後、真道はレオを助ける。鼻持ちならない性格ながら、恩義には応えるという一本筋を通すレオの心意気を認めたからだ。レオはまた後日、真道を指名してちょっかい掛けてきそうだ。

そして元婚約者、遠霧蘭子登場。真道を待ちきれず会いに来たようで、見かけとは裏腹の芯の強さが今後の展開を期待させる。というか、かの真道をして特別な人と言わしめる女性である。並大抵の人物ではない事は明らかだ。一体どれ程凄いのか、期待はいや増すばかり。この辺りのエピソードは次巻披露の流れみたいだ。
さて、最強のライバル出現にルー子はどう対応するのか。ぜひぜひ頑張って欲しいところ。

この巻のメインは、真道と佳賀姉弟との出逢いエピソード。まあ夏野はおいておいて、当初、真道の人物を量りかねた朝涼が、そのひたむきさにふれて徐々に打ち解けていく様は、じんわりとするものがある。願いを書く七夕の短冊。風で飛んだ真道の短冊にちらりと見えた「仲間」の文字。仲間のキズナエピソードは次巻でも蘭子と合わせて展開されそうだ。ただ、佳賀姉弟と真道の距離感が、1巻の最初とは少し印象が違うのは、真道が「変わってしまった」せいだろうか?この作者の事であるから、齟齬は無いと思うので、きっと後日明かされるのだろう。

次は6月かな。待ち遠しいものだ。

西森博之
鋼鉄の華っ柱 6巻