ぬらりひょんの孫/椎橋寛
例によって、大量ゲットコミックスの消化。あー、やっと少し減ってきた。
それから数年。事件をきっかけにますます妖怪から距離を置き、妖怪との関わりがばれないように、人間として人間社会で受け入れられるように努めるリクオは中学生になっていた。あの精悍で大将の器だった人格への変化も、なりを潜めたままである。
しかし、ぬらりひょんの孫である限り、妖怪がらみの事件は続く。安寧を求めるリクオと、代紋を欲するリクオのもう一つの人格。総大将の座を巡り、全国津々浦々に妖怪組織の抗争絵巻がゆっくりと開かれようとしていた…。と言うような話。
一言で言うなら、よくあるバトルものである。平凡な能力の主人公と、強大な力を持った主人公のもう一つの顔、というパターンも定番だろう。
画力がイマイチで、構図もワンパターンなので、ごちゃごちゃしたコマ割と相まって、非常に読みづらい。
ストーリーもプロットも、かなり強引で無理がある印象。妖怪という題材も生かし切れておらず、不自然に浮いてしまって、魑魅魍魎の神秘性などを感じさせない。画面が明るすぎておもちゃみたいなのだ。妖ものなら、「うしおととら」や「結界師」のように、「闇の雰囲気」を感じさせなければ成立しえないのではないか。その点、先日の「妖怪のお医者さん」はまだマシだった。
バトルもの一直線となりそうな引きで、1巻でもう十分堪能した印象だ。

椎橋寛
ぬらりひょんの孫
ちょっと前には平台に積んであったり人気本コーナーで見かけたりした事のあるマンガ。
よって、ちょっと楽しみにしていたが、期待はずれでガッカリ。
どうにも趣味が合わなかったようだ。
妖怪の総大将と言われるぬらりひょん。その孫にして、百鬼夜行を率いる血統を四分の一だけ受け継ぐ小学生、奴良リクオにとって祖父は憧れだった。早く祖父の代紋を継いで三代目になりたいと願っていた。しかし、人間としての小学校での生活の中で、妖怪が人間に悪さをする事、人間に嫌われている事、妖怪の話をするとリクオも爪弾きにされる事、などを身に浸みて感じ、三代目の座は嫌だと逃げ出す。そんなリクオに業を煮やし、三代目の座を狙う妖怪どもがリクオを亡き者にしようと謀る。リクオは間一髪難を逃れたものの、代わりに多くの級友が巻き添えに。事件の衝撃と級友を助けようとする意志がもたらしたのか、1/4だけある妖怪の血が沸き立ったかのように、リクオはガラッと人格と風貌が変わり、精悍な若頭として手下の妖怪を率いて現場に駆けつける。鮮やかな手際で雑魚妖怪を倒すリクオには、間違いなく総大将としての資質がある。そう手下どもに感じさせたが、事件解決後、気を失って倒れたリクオは元に戻り、本人には全く活躍の記憶がなかった。よって、ちょっと楽しみにしていたが、期待はずれでガッカリ。
どうにも趣味が合わなかったようだ。
それから数年。事件をきっかけにますます妖怪から距離を置き、妖怪との関わりがばれないように、人間として人間社会で受け入れられるように努めるリクオは中学生になっていた。あの精悍で大将の器だった人格への変化も、なりを潜めたままである。
しかし、ぬらりひょんの孫である限り、妖怪がらみの事件は続く。安寧を求めるリクオと、代紋を欲するリクオのもう一つの人格。総大将の座を巡り、全国津々浦々に妖怪組織の抗争絵巻がゆっくりと開かれようとしていた…。と言うような話。
一言で言うなら、よくあるバトルものである。平凡な能力の主人公と、強大な力を持った主人公のもう一つの顔、というパターンも定番だろう。
画力がイマイチで、構図もワンパターンなので、ごちゃごちゃしたコマ割と相まって、非常に読みづらい。
ストーリーもプロットも、かなり強引で無理がある印象。妖怪という題材も生かし切れておらず、不自然に浮いてしまって、魑魅魍魎の神秘性などを感じさせない。画面が明るすぎておもちゃみたいなのだ。妖ものなら、「うしおととら」や「結界師」のように、「闇の雰囲気」を感じさせなければ成立しえないのではないか。その点、先日の「妖怪のお医者さん」はまだマシだった。
バトルもの一直線となりそうな引きで、1巻でもう十分堪能した印象だ。