極限の科学/伊達宗行
大変面白い本だった。
著者の言うには高校生以上を対象との事である。確かに科学好きの高校生なら読めるだろう。が、スラッと書かれた文章の、その意味までじっくり理解しようとすると、やはり初歩的な量子力学、物性物理、熱力学、電磁気学などの知識が必須だろう。よって、専門に分類した。
やはり、極限とは、ロマンである。
この本では、温度、圧力、そして磁力の3分野について、その極限を目指す現代物理の挑戦を紹介する。一つだけ毛色が違うなと思うだろうが、磁力は著者の専門なのだ。
俯瞰的な視点がよい。各分野での歴史的な発展を紹介していたり、物理学全体の中での、各分野の占める位置など、総合的に体系的に述べてある。
また、実験屋の誇りに満ちた、実験の詳細についての生き生きとした記述は読んでいて胸が躍る。
初めて聞くような、目から鱗の指摘も多く、大変ためになる。
独特のリズムがある文章は、やや古風な点を除けば、大変親しみやすく、人柄が偲ばれるようだ。

伊達宗行
極限の科学
著者の言うには高校生以上を対象との事である。確かに科学好きの高校生なら読めるだろう。が、スラッと書かれた文章の、その意味までじっくり理解しようとすると、やはり初歩的な量子力学、物性物理、熱力学、電磁気学などの知識が必須だろう。よって、専門に分類した。
やはり、極限とは、ロマンである。
この本では、温度、圧力、そして磁力の3分野について、その極限を目指す現代物理の挑戦を紹介する。一つだけ毛色が違うなと思うだろうが、磁力は著者の専門なのだ。
俯瞰的な視点がよい。各分野での歴史的な発展を紹介していたり、物理学全体の中での、各分野の占める位置など、総合的に体系的に述べてある。
また、実験屋の誇りに満ちた、実験の詳細についての生き生きとした記述は読んでいて胸が躍る。
初めて聞くような、目から鱗の指摘も多く、大変ためになる。
独特のリズムがある文章は、やや古風な点を除けば、大変親しみやすく、人柄が偲ばれるようだ。