見学しよう工事現場2 トンネル/溝渕利明
豊富な写真と解説で工事現場の実際を学べる児童向けの写真絵本。
別段期待もせずに手に取ったが、読んでみるとかなり凄い内容で圧倒された。
ライターではなく、ちゃんと現場のプロが書いている。だから、やさしく書いてあるのに、詳しく正確な知識となっている。この両立は難しいハズだ。子供向けだからと曖昧にしたり手を抜いたりしていない。だから圧倒的に面白いのだ。
工法もナトムとシールドを扱い沈埋にも触れる。実際のプロジェクトの実際の現場写真を用い、プロジェクトの進展に伴って解説してゆく内容は、工事現場には「何があるのか」といった散発のデータだけではなく、「誰がどう進めてゆくのか」がしっかり解説されており、建機ではなく工事は「人間」が成し遂げるんだ、という事がよく分かる。プロジェクトに対する自負のこもった現場の生の声も掲載されていて素晴らしい。
知識欲に餓えた子供には最高の情報である。実際大人が読んでも十分すぎるほど面白い。技術好きなら血が踊るだろう。
それどころか、土木会社で新人の研修に使用できるレベルだと思われる。
ちょうど読んだ頃に、偶然シールド現場での事故があった。この絵本で知識を得ると、どんなところで何が起こったのか、理解が深まる筈である。
勤め人の頃、シールド現場の設備系の設計に携わった事もあり、個人的により印象が深い本であった。何度も通った現場を思い出した。
シリーズ物であるので、他の工事現場の本も読むつもりだが期待大で今から楽しみである。

溝渕利明
見学しよう工事現場2 トンネル
別段期待もせずに手に取ったが、読んでみるとかなり凄い内容で圧倒された。
ライターではなく、ちゃんと現場のプロが書いている。だから、やさしく書いてあるのに、詳しく正確な知識となっている。この両立は難しいハズだ。子供向けだからと曖昧にしたり手を抜いたりしていない。だから圧倒的に面白いのだ。
工法もナトムとシールドを扱い沈埋にも触れる。実際のプロジェクトの実際の現場写真を用い、プロジェクトの進展に伴って解説してゆく内容は、工事現場には「何があるのか」といった散発のデータだけではなく、「誰がどう進めてゆくのか」がしっかり解説されており、建機ではなく工事は「人間」が成し遂げるんだ、という事がよく分かる。プロジェクトに対する自負のこもった現場の生の声も掲載されていて素晴らしい。
知識欲に餓えた子供には最高の情報である。実際大人が読んでも十分すぎるほど面白い。技術好きなら血が踊るだろう。
それどころか、土木会社で新人の研修に使用できるレベルだと思われる。
ちょうど読んだ頃に、偶然シールド現場での事故があった。この絵本で知識を得ると、どんなところで何が起こったのか、理解が深まる筈である。
勤め人の頃、シールド現場の設備系の設計に携わった事もあり、個人的により印象が深い本であった。何度も通った現場を思い出した。
シリーズ物であるので、他の工事現場の本も読むつもりだが期待大で今から楽しみである。