ほこ×たて 2/5放送分/フジテレビ | 読んだり観たり聴いたりしたもの

ほこ×たて 2/5放送分/フジテレビ

という事で、ようやく1時間の通常進行を観た。

この日の対決は、写真のような絵を描く画家 vs 本物の写真を見分ける写真技術者。
ゲストも言っていたが、自分も写真と絵画では粒子が全然違うので見分けるのは簡単だろうと思っていたが、実際はそれで判定するのは案外難しいようだった。
ただ、あくまでこれは写真のような絵画であって、写真のコピーではない。だから、写真にしか見えないような技法を用いてそっくりに描いてはいるが、例えば透かして重ねたら完全に一致する、というようなモノではない。
デッサンの段階で既に微妙なズレが出ているし、完成した絵画は、精度良くオリジナルを写しているが、微妙に異なっている事も分かるはずだ。コピーではなく、画家のセンスが出る、という事である。
それは絵画である以上当然であるし、むしろそれがあるから写真でなくて絵画なのである。これもまたゲストも言っていたが、完全に写真と同一なら別にわざわざ描く必要はないのである。全く写真そのものに見えて、微妙に異なる風合いが現れるからこそ、絵画としての作品に価値がある訳である。

だから、いくら寄って見ても、ダメだろう。むしろ、ちょっと引いて、遠くから全体のバランスを見れば良かっただろう。実際、当初から最も絵画的なバランスが出ているな、出来すぎているなと思っていた8番がやっぱり絵画だった。

写真技術者は、写真の事は何でも分かるだろうが、逆に絵の事はあまり知らないのではないだろうか。そこが弱点であり、それ故に敗れたのだと思った。木を見て森を見ずである。

次は、シイタケ嫌い vs 誰でも食べられるシイタケ。
前にも書いたが、嫌いな食品シリーズは無意味なのでやめて欲しい。
勝村とかいう俳優も言っていたが、彼は、シイタケはシイタケ故に嫌いなのである。
シイタケのもっとも美味しい要素が、彼には最悪の要素なのである。
シイタケの短所を改善してもダメなのである。シイタケの長所をスポイルし、もはやキノコかどうかも分からないというような状態にでもしなければ、彼は美味しいとは思わないだろう。そして果たしてそれはシイタケと呼べるものだろうか?そんな対決に意味があるだろうか。

前回のシイタケも、今回のも、非常に美味しいシイタケだろう。
そんな素晴らしいシイタケを一生懸命作った人を落ち込ませるだけの企画はやめるべきだ。
もしどうしても食のほこたてをやりたいのであれば、シイタケ嫌い100人を集め、何人が食べられるようになったかで判定するような感じにすべきだろう。