君に届け/金曜ロードショー | 読んだり観たり聴いたりしたもの

君に届け/金曜ロードショー

金曜ロードショーで観た。ちょうど公開一年ぐらいか。

コミックスを貸し付けて君届ファンに洗脳しておいた所、スタッフの一人が番組の予定を教えてくれたのだ。
持つべきものは優秀な部下である。
早速その日に録画予約しておいて、ゆっくり休みに観た。先日レコーダーを替えたので、CMカットで観られるようになったのは嬉しい。

さて、内容だが、期待以上のものではなかったが、そこそこ良くできていると思った。
これだけ重度の原作ファンだと、もはやバイアスを外して鑑賞することは不可能だが、それでも何とか判断すると、普通の人が普通の邦画として観た場合にも、まあまあ良かったよ、という位には評価できる作品に仕上がっていたのではないだろうか?
ただ、気になるのはカットシーンの量である。
映画は128分、一方金曜ロードショーは、新聞を見ると、開始から終了までで既に114分に短縮。そこから番組自体のオープニングやお知らせ、そして何よりCMを差し引くと、多分合計で30分以上はカットになっているだろう。
実際ネットで検索すると、カットに対する苦言も多いようだ。エンドロールすらなかったという放送に、自らカットを担当したという監督の苦悩が滲んで見える。
というか、アクション物でもあるまいに、そんなにカットしてよくまあ、何とか観られる状態にできたものだ。やはり原作を知っている者の、脳内補完力の賜物で、初見者には置き去り展開だったのだろうか?確かに、かなりあわただしいとは思った。

これは非常に残念だ。機会があれば、是非、ノーカット版を観てみたいと思う。

ストーリーや設定については、一部大胆なオリジナル展開でしかも無理なくまとめており、非常に好感だった。
定番の「友達」シーンでは、かなりうるっときた。演出も、自然でやや少し引いた位の印象で、絵柄や色彩とマッチしていたと思う。配役と演技も雰囲気を上手くつかんでおり及第だろう。
細かいフォローが足りないなと思う所が多々あったが、多分カットの犠牲なのだろう。本当に残念だ。