お茶にごす。 7巻/西森博之 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

お茶にごす。 7巻/西森博之

この巻も大変面白かった。

優しい自分、を目指すまークンは、自分には心があるのかと悩む。優しい心とは、思いやりとは何ぞや。
つられて夏帆も右往左往。そして優しさと言えばこの人、姉崎部長に突撃しまくる二人。
優しくしたい自分、そして人の目を気にして優しくできなかった自分。自分の心に蓋をしかけた小学三年の部長。諭して解放してくれたお茶の先生。
自分のしたいようにすることにしたんです、という部長のエピソードはほろりとくる。

夏帆は相変わらずよい味を出している。
人を褒められないというのは、実は凄く真摯に人と接している証拠だろう。嘘が付けない、ごまかせない。
実際、部長の事はべた褒めしている訳で、認めた人を褒めることにはやぶさかではないのだ。

犬猿の仲だったまークンと夏帆だが、じわじわと認め合いその溝は埋まってきている。
まあ、くっつくことは100%無いだろうが。
それより、軽高の口の悪い女子がまークンを追っかけそうな気配。

奥沼さんの存在には、いつか気づく時が来るのだろうか。

そろそろ終盤。どういう着地か。次巻も楽しみである。

西森博之
お茶にごす。 7巻