ベッドルームで群論を 数学的思考の愉しみ方/ブライアン・ヘイズ
タイトルから数学エッセイかと思ってしまうかも知れないが、数学に限らず、広く科学一般を題材にしたサイエンスエッセイである。
主にアメリカン・サイエンティスト連載のコラムを収録したものらしい。
そんなに期待してなかったのに、かなり面白くて収穫だった。
題材や語り口がよいのはもちろんだが、何より、著者の振る舞いや表情が目に見えるようで凄く印象的である。科学的な興味ある題材に対する、キラキラと目を輝かせるような素直な好奇心の飛翔に、ついつい著者と共に心躍るような気持ちでページをめくってしまう。
掲載時のコラムに加え、後から考えてみると、と題して、その後の読者からの反応や、思わぬ情報提供など、アフターフォローにページを割いている点が非常に好印象である。人柄が偲ばれる。
意外と、経済論と戦争論が面白かった。DNAの遺伝暗号にそんなにガモフが執心していたとは知らなかった。
あと、3進法の話は大変興味深い。ストラスブール大聖堂の時計の話は、未来についての展望をどう持つべきかという点で、非常に蒙を啓かれた思いである。
12編のコラムはどれも大変面白く興味深い。文体も易しく読みやすいが、元々が研究者向け雑誌のコラム、と言うこともあり、幾分かは最低限の予備知識を前提に書かれているので、専門に分けておいた。科学好きの高校生ならすらすら読めるだろうが、普通の人だとそこかしこの説明無しの単語の意味がよく分からないかもしれない。
しかし、クヌース先生の報奨金の小切手なんて初めて見たよ。
ブライアン・ヘイズ
ベッドルームで群論を 数学的思考の愉しみ方
主にアメリカン・サイエンティスト連載のコラムを収録したものらしい。
そんなに期待してなかったのに、かなり面白くて収穫だった。
題材や語り口がよいのはもちろんだが、何より、著者の振る舞いや表情が目に見えるようで凄く印象的である。科学的な興味ある題材に対する、キラキラと目を輝かせるような素直な好奇心の飛翔に、ついつい著者と共に心躍るような気持ちでページをめくってしまう。
掲載時のコラムに加え、後から考えてみると、と題して、その後の読者からの反応や、思わぬ情報提供など、アフターフォローにページを割いている点が非常に好印象である。人柄が偲ばれる。
意外と、経済論と戦争論が面白かった。DNAの遺伝暗号にそんなにガモフが執心していたとは知らなかった。
あと、3進法の話は大変興味深い。ストラスブール大聖堂の時計の話は、未来についての展望をどう持つべきかという点で、非常に蒙を啓かれた思いである。
12編のコラムはどれも大変面白く興味深い。文体も易しく読みやすいが、元々が研究者向け雑誌のコラム、と言うこともあり、幾分かは最低限の予備知識を前提に書かれているので、専門に分けておいた。科学好きの高校生ならすらすら読めるだろうが、普通の人だとそこかしこの説明無しの単語の意味がよく分からないかもしれない。
しかし、クヌース先生の報奨金の小切手なんて初めて見たよ。