XBLA/LIMBO/PLAYDEAD | 読んだり観たり聴いたりしたもの

XBLA/LIMBO/PLAYDEAD

ララ・クロフトが終わったので、LIMBOをスタート。
高評価の話題作と言う事でDL試食してみたら謎解きが面白そうだったので購入。1200MSP。

とりあえずのクリアまでは意外と短く、累計で3時間そこそこでは。達成度は84%で、ランキング(何のためにあるのか不明)ではかなり上位だった。実績はほとんど取れず。

重力・慣性・磁力・浮力などを結構それっぽく組み込んだ物理的挙動を活用した謎解きアクションは面白かった。
アクションタイミングも割合シビアに要求されるポイントもあるが、マリオほどではなく、謎さえ解けていれば数度のトライで十分達成可能なレベル。
で、その肝心の謎解き難度は普通ぐらいか。世界観に慣れてないとポイントを見落としてハマる事もあるかと。実際30分近く悩んでうろうろした謎もあった。
謎解きのプランニング+実行アクションがぴったり一体化して小気味よく、結構長尺で瞬殺トラップをかいくぐってノンストップトライを要求されたりして、かなり充足感と達成感が味わえる。
セーブポイントは一息つく毎にあるし、リトライも迅速でストレスフリーである。

と、システム的にはやや短い事をのぞけば文句の付けようのないすばらしい出来のゲームだったが、惜しい点もある。

まず、絵的センスが決定的に好みでない。モノトーンでまとめた残酷で美しい世界、みたいな評を散見するが、とてもそんなレベルに昇華されているようには感じられない。それを狙っているのはもちろん分かるが、今一歩及ばないために、単なる陰鬱で下品な表現に留まってしまっている。ただし、音楽や効果音の使い方は非常に良かったと思う。
ダークで毒があって美しい世界、ということなら、同じようなアクションパズルでは例えばグーの惑星の方が絵的センスがあると思う。LIMBOのデザインは非常に作為が鼻につく感じである。

また、エンディングが唐突かつ短いためか、達成感や納得感がない。かといってゲーム終了後に余韻を感じさせたりその後を想像させたりという作りの訳でもない。非常に中途半端この上ない。
こんな仕上げにするぐらいなら、同じエンジンとステージ構成を使って、明るく無機質なフィールドで、幾何学的オブジェクトを操作する単なる物理アクションパズルの方がまだマシで良かったのではないか。

暗くてグロくて救いのない世界に耐えられればアクションパズルとしては面白い。ただし短いので1200はやや高いかも知れない。