DS/Nintendo DSi/任天堂 | 読んだり観たり聴いたりしたもの

DS/Nintendo DSi/任天堂

もともとDSにはかなり興味はあったものの、なかなか新規のハードと言うものは手を出し辛い所もあり、これだけ流行っていながらこれまで持ってはいなかった。
しかし、新型が発売されるという事もあり、検討の末、妻が先日祖父に貰った小遣いを使って購入する事となった。

妻の目当ては歩数計を使ったDSソフト、「歩いてわかる 生活リズムDS」である。これもまた後日書く予定。

一方自分がDSiに専ら期待していたのは、分厚いDSの名作ゲーム層もさることながら、新しく導入されたDSiウェアにあった。WiiWareと同様にソフトウェアのDL販売のシステムである。DSi販売当初はWebブラウザだけと言う品揃えだが、今後、中小のソフトハウスも参入して、WiiWareのようにいろんなソフトで活気づいて行く事だろう。

で、初めてその手にしたDS(DSi)の感想は、まず、小さいな、と言うものであった。もともとPSPは所有していて割と手になじんでいたため、とくにその初代PSPのガッチリ感と重量感に比べて、かなり小さく軽く感じた。そして、画面も当然、PSPに比べれば小さい。ただ2画面あるので、そんなに狭苦しい印象は無かった。

一般的なDSiのセールスポイントであるとは思うが、実はDSiカメラにはそれほど期待していなかった。デジカメも携帯電話のカメラもあるからである。

しかし、このカメラがめちゃくちゃ良くできていて面白いのだ。

本当の意味でカメラと言う道具の革命ではないか、と思うほどである。フィルムカメラからデジタルへの革命は、確かに大きいものの、別段カメラというものの使い方自体を根本から変えた訳ではなかった。デジタルカメラではPCなど情報ネットワーク機器への画像の取り込みがダイレクトになり格段に早くなった。確かにそれは革命的である。しかしあくまで映像を記録する機械としての位置づけは変わらない。
DSiでは、写真を撮影し、その写真を加工したり編集したりが、そのままシームレスに行える。しかも操作はタッチペンで文字を書き込むなどお手の物である。編集した写真をベースにさらに編集を重ねる事もできる。これはカメラと編集ソフトの融合である。
そうして撮影したり遊んだりした写真や画像は、そのまま時系列毎にカレンダー形式で保管される。カレンダーにはメモも書ける。この日の写真は何の写真だったかすぐわかる。カレンダーで特定の日を選択すれば、その日の写真が簡易スライドショーされる。イベントのあった日の写真をスライドショーで見る事もできる。お気に入りに設定した写真はDSiメニューを開くたびにランダムで表示される。これはカメラとビューワー、アルバムの融合である。
つまり、DSiカメラは、カメラという道具が関係している環境を全部これ一つに入れてしまったのだ。映像を記録し観るという行為のすべてが、DSiだけで完結する。
DSiカメラの機能だけを見ると決してハイスペックではない。30万画素の固定焦点デジカメなど、いまや携帯搭載はもちろんトイカメラでも探すのが難しいほどのロースペックである。
しかし、年賀状に使いたいとか、引き延ばしてフレームに入れたい、というので無ければ別段使用上問題もない。むしろDSの画面解像度に対しては非常にしっくり来る解像度である。というより、もともと我が家では、デジカメの設定も、640×400で撮影しているので全く違和感ない。

DSiカメラを目の当たりにすると、なぜカメラメーカーも家電メーカーも、こんなカメラの使い方を思いつかなかったのか、疑問に思うほどの出来なのである。技術というのはスペックではなくて、使い方だとしみじみ思う事請け合いである。

我が家でもデジカメでしょっちゅう撮影は行うが、同じような写真が何枚もあるとか、撮りっきりで保管したままとか、大概そのままで、それを表示して観ようとか印刷とか思ってもかなり億劫でままならない状態だった。
それがDSiでは、今日撮った写真が、今日、もう画面に表示されている。ちょいちょいと操作すれば先週の日曜の写真、イベントの写真、とすぐに観られる。DSiを開くたびに、DSiメニューの上部に表示される家族のいたずら写真を見てふと微笑んでしまう。この癒され度はどうだろう。

紙幅が尽きたので今回はカメラの事しか掛けなかったが、このDSiは、もしもDSのゲームができなかったとしても、カメラとしてだけで十分に買う価値のある機械であると強く思った次第である。

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