Wii/結界師 黒芒桜の影/バンダイ | 読んだり観たり聴いたりしたもの

Wii/結界師 黒芒桜の影/バンダイ

近所のゲーム屋で新品投げ売りだったので、原作ファンならまあまあ楽しめるのではないだろうかという予測の元に買ってきた。
マリギャラが一段落したので妻が選択して早速プレイ。

Wiiリモコンで敵をポイントしてAボタンで定礎、そのままリモコンを振り上げて結、Bボタンで滅と、原作さながらの操作感はちょっと楽しい。3Dアクションなのに無理矢理2人プレイができるので、良守・時音コンビで妻とプレイ。なかなか雰囲気がある。途中から志々尾も気まぐれに参戦してくれるし、ストーリーも原作にほぼ忠実で、ファンアイテムとしては何とか及第レベルか。

しかし、キャラゲーに期待する方が間違いということもあるが、ゲームとしては、正直厳しいものがある。
まず、全6ステージしかないボリュームの少なさ。普通にプレイして3時間程度で終了してしまう。そして一旦終了してしまうと、もうこれで満腹という感じだ。無意味なカード集めなどの要素もあるが、興味ない。
また、これはある程度仕方がないが、原作同様、ステージが烏森の学校のみであるので、代わり映えがせず、アクションステージとしての華がない。いっそ、エピソードと言うことでオリジナルステージで構成してくれても良かったかも。
肝心のアクションだが、最初は面白い物の、やや反応が悪いこともあり、次第に飽きてくる。特に2人プレイだと、他のプレーヤーが定礎した場所には重ねて定礎できないので、結界がはれなくて焦る。何より、一番納得がいかないのは、敵がダメージ制になっていることだ。結界というのは、滅した場合、圧倒的な力の差でもない限り、文字通り敵を滅する攻撃のハズだ。ところが、このゲームでは、滅を行っても、敵に一定のダメージが与えられるだけである。つまり雑魚敵すら倒すためには、何度も結→滅を繰り返さねばならない。これはアクションとして緊張感を欠き作業臭さを醸すシステムというだけでなく、原作ファンとしても納得がいかない。
結界という物は、やはり囲えるか囲えないか一瞬の緊張感がすべてだと思うので、そこを全面に押し出したアクションを構築して欲しかった。
無理矢理2人プレイ時のカメラワークにも非常に厳しい物がある。これはまあおまけ程度の機能だろう。
イベントシーンもムービーはなく、止め絵とボイスで、しかも、かなりケチって作ってある気配。状況に変化があった場合の説明に乏しく、何が起こったのかが、原作を知っている人でないと分からない作り。

題材としては、非常にアクション向きで面白くなると思う結界師なので、なんとかいいアクションゲームにならないかと考える(DS版は割合好評らしいが)。
結界による足場作成の空間移動は、ファミコンの火の鳥のような名作アクションの土壌を期待させるのだが。


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結界師 黒芒桜の影