ダストビン・ベイビー/J・ウィルソン
またまたウィルソン。児童書は時間がなくてもさくっと読めるし、それなりの物を選べば内容もあるのでついつい気軽に手が出る所が漫画と似ている。
今回の主人公は、生まれてすぐにピザ屋のゴミ箱に捨てられた女の子。そういえばウィルソンの主人公は女の子ばかりだ。これは作風を考えればやむを得ないところだと思う。男の子の主人公では、こううまくは心のひだを描ききれないだろう。
さて、間一髪店のバイト君に助けられたエイプリル(4月1日に生まれ、そして捨てられた)は、施設と里親を転々としながら出生と同じぐらいに辛い人生を送ってきた。中学生になり、現在の養母の元でようやく普通の生活が送れるようになり、「普通の」友達もでき、そして巡ってきた、因縁の誕生日。でも今年は何かが起きそうな予感があるのだった。
ウィルソンの話では、被害者である子供は、加害者である大人を逆に気遣う事が多い。エイプリルも常に自分の母親の事を考え、彼女の立場に同情しさえする。それはもちろんめぐりめぐって自分自身への同情でもあるのだが、常に母親の愛情を渇望しているからに他ならない。そんな彼女に訪れる驚きのラストは、彼女にとって、新しい光をもたらす契機であったに違いない。
今回の主人公は、生まれてすぐにピザ屋のゴミ箱に捨てられた女の子。そういえばウィルソンの主人公は女の子ばかりだ。これは作風を考えればやむを得ないところだと思う。男の子の主人公では、こううまくは心のひだを描ききれないだろう。
さて、間一髪店のバイト君に助けられたエイプリル(4月1日に生まれ、そして捨てられた)は、施設と里親を転々としながら出生と同じぐらいに辛い人生を送ってきた。中学生になり、現在の養母の元でようやく普通の生活が送れるようになり、「普通の」友達もでき、そして巡ってきた、因縁の誕生日。でも今年は何かが起きそうな予感があるのだった。
ウィルソンの話では、被害者である子供は、加害者である大人を逆に気遣う事が多い。エイプリルも常に自分の母親の事を考え、彼女の立場に同情しさえする。それはもちろんめぐりめぐって自分自身への同情でもあるのだが、常に母親の愛情を渇望しているからに他ならない。そんな彼女に訪れる驚きのラストは、彼女にとって、新しい光をもたらす契機であったに違いない。
- ジャクリーン ウィルソン, Jacqueline Wilson, Nick Sharratt, 小竹 由美子, ニック シャラット
- ダストビン・ベイビー