博士の愛した数式/小川洋子
何気なく市立図書館で予約したら半年待たされた本が、やっと来たので読んだ。2時間も掛からずにすらっと読める。
たいそう話題になった本なので、前評判の先入観が強すぎたのかも知れない。面白かったが、想像していたほどではなかった。「数式」をめぐる謎とロマンの大作に違いない、と方向性を勝手に考えていたからだろう。
3分の1ほど読み進むんだところで、ふと、この博士はエルデシュにそっくりだな、と思った。読み終わったあとで巻末の参考文献をみると、やっぱりエルデシュ本があるではないですか。思わず膝を打ったよ。
「博士~」が面白いと思った人は、きっと気に入ると思うので、エルデシュの本も読むと良い。
正直言うと、「博士~」よりエルデシュ本の方が2.5倍ほど面白いと思う。事実は小説より奇なり。
また、阪神関連の描写がくどくて、私には鼻についた感じだった。このへんは好き嫌いあるかも。
ところで、博士の愛した数式、というタイトルはいかがなものだろうか。博士は、数式を愛したのではなく、きっと、数を愛していたのだと、私は思う。にも関わらず、数式、のタイトルであるから、とうとう最後のページまで、「特別な」数式の登場を待ち続けてしまった。
小川洋子は、夏目漱石が好きなのだろうか。冒頭が、「こころ」にそっくりだ。きっとオマージュに違いないと、この本を読み始めた時にふと考えたが、最終的には、それほど関連は無さそうであった。
盛り上がりの無さ加減というのは、最近の小説の流行ではあるが、分かってはいても、私のような古風な人間には、ちょいと物足りない気がしてならなかった。
著者: ポール ホフマン, Paul Hoffman, 平石 律子
タイトル: 放浪の天才数学者エルデシュ
著者: 小川 洋子
タイトル: 博士の愛した数式
たいそう話題になった本なので、前評判の先入観が強すぎたのかも知れない。面白かったが、想像していたほどではなかった。「数式」をめぐる謎とロマンの大作に違いない、と方向性を勝手に考えていたからだろう。
3分の1ほど読み進むんだところで、ふと、この博士はエルデシュにそっくりだな、と思った。読み終わったあとで巻末の参考文献をみると、やっぱりエルデシュ本があるではないですか。思わず膝を打ったよ。
「博士~」が面白いと思った人は、きっと気に入ると思うので、エルデシュの本も読むと良い。
正直言うと、「博士~」よりエルデシュ本の方が2.5倍ほど面白いと思う。事実は小説より奇なり。
また、阪神関連の描写がくどくて、私には鼻についた感じだった。このへんは好き嫌いあるかも。
ところで、博士の愛した数式、というタイトルはいかがなものだろうか。博士は、数式を愛したのではなく、きっと、数を愛していたのだと、私は思う。にも関わらず、数式、のタイトルであるから、とうとう最後のページまで、「特別な」数式の登場を待ち続けてしまった。
小川洋子は、夏目漱石が好きなのだろうか。冒頭が、「こころ」にそっくりだ。きっとオマージュに違いないと、この本を読み始めた時にふと考えたが、最終的には、それほど関連は無さそうであった。
盛り上がりの無さ加減というのは、最近の小説の流行ではあるが、分かってはいても、私のような古風な人間には、ちょいと物足りない気がしてならなかった。
著者: ポール ホフマン, Paul Hoffman, 平石 律子
タイトル: 放浪の天才数学者エルデシュ
著者: 小川 洋子