M-1グランプリ2004 決勝戦/ABC | 読んだり観たり聴いたりしたもの

M-1グランプリ2004 決勝戦/ABC

決勝の途中から観た。有名なM-1だが、実は観るのは初めてだった。

M-1!と力んだところで、結局多数の芸人がネタを繰り広げる以外に付加要素も無いわけで、通常のお笑い番組にくらべ、根本的に異なることはない。スポーツのような対戦型競技でもないし、その場に集めてリアルに延々と芸を並べてから審査する意味がどれほどあるのか分からない。視聴者にとってはネタが観られればどっちでも良いわけで、ライブで対戦というプレッシャを与えて、よれた芸を見せられるぐらいなら、録画の方が幾分マシかも知れない。めいめいの芸人が、今年一番というネタの収録ビデオを持参して競えば、また面白いのではないか。
何らかの雰囲気を味わいたい、という要求が視聴者にも、きっとあるのだろう。

優勝はアンタッチャブルだった。コンビ結成から10年目は、出場資格のリミットらしく、その最後のチャンスに優勝をつかんだとのことだった。

とりあえず、彼ら以外の芸人は、勢いもパワーもイマイチだったので、この審査結果は納得だ。ところで、各審査員が100点の持ち点を、1点単位で評価し、その合計で競う方式だったのだが、1点単位とは細かいものだと思った。

審査員の小朝も指摘していたが、場に飲まれてか、芸のテンポが速い。速すぎてかんだり、間違えたり、せっかくの間が消えてしまって、面白さを損ねていると感じたコンビが多数いた。特に麒麟や笑い飯など上位に食い込んだ連中は、みな、テンポが悪くなっていたので非常に残念だ。もともとテンポの速いアンタッチャブルは、そのへん有利だったのかも知れない、と今更ながら思った。

普段あまり芸能番組を観ないので、初めて見る芸人も何組かいた。準優勝(?)した、南海キャンディーズもその一組で、初見だった。非常に興味深いコンビだった。ネタもそこそこ面白かった。低い声でぼそぼそしゃべる天然女性ボケに、ソフトに高音でつっこむ男性という取り合わせは珍しいのかも。ただ、こんな雰囲気はどこかで見たなと、よく考えてみたら、つっこみ具合がちょっとキングオブコメディーに似ている、と思い当たった。奥さんは、飛び石連休に似ていると言っていた。それも言えているかも知れない。また観たいと思うコンビだ。今後に期待したい。