川の深さは/福井晴敏
NHKアニメ夜話ガンダムの回でこの著者の存在を初めて知り、気になったので図書館で処女作を借りた。返却期限が都合で明後日になってしまったので、あわてて読んだ。エンタテインメントとして徹夜をさせるぐらいには十分面白いが、琴線には触れなかった。解説の豊崎のようにはぐっと来ず、涙も出なかった。息詰まる感じもしなかった。主人公の立場をよく理解できなかった のだろう。重い話を頑張って重く書いているが、どことなく、すかすかな、そんな感じ。人物が薄っぺらいのだと思う。皆納得するのが早すぎる。地の文も所々、丁寧さが欠けている部分が目に付いた。特に時間の経過を感じさせない点がイマイチか。一カ所良いなと思ったのは、桃山と涼子が横浜でデートする場面での回想シーン。
しかし、一応、三賞受賞の大作は読んでみるか、という気にはさせる。
アメリカ映画なんかを素直に楽しめる人には文句なしにお薦めできるかな。
著者: 福井 晴敏
タイトル: 川の深さは
しかし、一応、三賞受賞の大作は読んでみるか、という気にはさせる。
アメリカ映画なんかを素直に楽しめる人には文句なしにお薦めできるかな。
著者: 福井 晴敏
タイトル: 川の深さは