アーユルヴェーダの治療に関するお話し

夜中にマウントラヴィニアに到着して、

翌朝、朝食のカンジ(お粥)が

身体と心を癒してくれた。

サイラが作ってくれるお食事は、

どのメニューも本当に優しくて美味しい。


朝食後に、治療センター専属の

Dr.ガヤンティから問診を受けた。

今回は主にブラッシュアップの

講座を受けるのが目的ではあるけれど、

3日間ほどアーユルヴェーダ式の

断食を体験する予定で、

それに向けての体調確認でもある。


行きのフライトでの

嘔吐を伴う頭痛は日本でも度々起きる

発作のようなものなので、

その件と、1年半ほど前に起きた、

アレルギー反応で顔や腕がぱんぱんに

腫れた時のことを伝えて、

いまだにスッキリと治らない

手湿疹も診てもらった。


今の季節、日本とスリランカは、

気温差が大きく、それが理由かどうかは

分からないけれど、

あらゆるストレスや不調が、

全て頭痛となって現れる私は、

翌日も夕方になると頭痛が出てきたので、

アーユルヴェーダのお薬を

Dr.ガヤンティに処方してもらった。


酷い時には、夜も眠れないくらい

痛みが続くけれど、

ちいさな錠剤とアリシタを飲んだら

30分も経たないうちに

スーッと頭痛が無くなり穏やかに眠れた。

頭痛の症状が出ている急性期に

アーユルヴェーダの治療を

受けたことがなかったので、

こんなに優しく即効性のある薬があるのか!

と感動した。


ところが2日目から、

何かに反応して腕に湿疹が出始めて、

次第に腕、唇、顔までもが

ぱんぱんに腫れてきた。


問診時に、1年半くらい前に、

アレルギーが出たことを伝えて

その時の写真を見てもらっていたが、

まさかスリランカでその症状が出るとは!


当時は、もっと酷くて

救急車を呼んだけれど、

今回は、2回目ということもあって

気持ちも落ち着いていて、

何よりドクターが側にいてくれるので

とても安心感があった。

症状を診てもらい、

頭痛の治療からアレルギーの治療に

切り替えてもらった。


日本で、皮膚科の治療をした時は

ステロイド剤で症状を抑えたので、

即効性はありましたが、

個人的な解釈ではあるが、

なんとなく、その時に抑えたものが、

今回、何かのきっかけで

出てきたようにも思えた。


アーユルヴェーダの治療では、

症状を抑え込むというよりかは、

症状を出しつつ鎮静させていく

ようなイメージで、

煎じ薬を10時と16時に飲み、

夕方にハーバルバスに入り、

湿疹が出ている部分には

ココナッツオイルを塗って

クールダウンさせるという方法を続けた。


症状が出始めてから3〜4日目に、

10キロ太ったみたいに腕と顔が

ぱんぱんになったけれど、

たぶんこれがピークだろうと思い、

治療を続けていくと1週間後には

すっかりもとのサイズに戻っていった。


アーユルヴェーダは、日本では、

病気の予防や心身の浄化、

アンチエイジングや健康維持に

素晴らしい働きがあることで知られていますが、

今回、急性期の頭痛やアレルギーの治療にも

素晴らしい効果があるということを、

我が身をもって知ることができて、

これはこれで、とても貴重な体験となった。


5000年前から現代に伝わるアーユルヴェーダ。

私たち人間が健康で幸せな人生を

生きていくための智慧は、

長い間、たくさんの人々を救ってきた。


その恩恵を受けられたことに感謝して。



(Dr.ガヤンティとはいつもZoomでお会いしていたけれど対面するとめちゃくちゃ可愛い方でした✨これは顔や腕が腫れる前の写真)


(朝食のカンジはどれもめっちゃ美味しいフレッシュジュースもたまらなく美味い😋アーユルヴェーダのお薬は間違えないように食事の時にひとりずつ置いてくれている)


(アレルギーの治療のひとつであるハーバルバスは症状が治まるまで毎日夕方に入ったとても心地よい)


(分かりにくいかもしれないけれど手首から肘まで赤く腫れている時の写真、痒みもあってピーク時は熱も持っていて手首の骨が分からんくらいぱんぱんになった)