
季節が変わると、衣類の入れ替えや、
寝具の出し入れなどのついでに、
「おかたづけ」をしたくなったりします。
日頃、開けない戸棚や引出しをあけることで、
「久しぶりに再会するモノ」があります。
私の場合は、小さい時から、なぜかずっと持っている絵本と再会しました。
作者は
松谷みよ子(まつたにみよこ)さん、
絵は西巻茅子(にしまきかやこ)さんの
「おひさまどうしたの」です。
巻末には1975年11月5日第16刷とありましたので、
母にたずねてみると、
私の幼少期におそらく買ったのでは?
と、うるおぼえでしたが・・・
内容はすっかり忘れていたので、
読んでみたところ、主人公の名前が
「きこちゃん」でした!

なんといっても、
絵が可愛らしいので気に入っていたんですが、
主人公が自分と同じような名前だったから、
さらに愛着があったのかもしれませんね。
お話しは、ある日突然、おひさまが病気になって、
世の中が暗くて寒くなってしまったので、
主人公のきこちゃんが、
途中で出会ったヒヨコや牝牛と一緒に、
おひさまの病気を治しに行くというものでした。

そして、その病気の原因が
なんと、
「ほこりや、すすや、なんとかガスが吹きつけること」だという話し
の展開にビックリしました。
環境問題を取り上げた、絵本だったんですね・・・
つい最近、
新聞で「1980年前後から発生している南極上空のオゾンホールが、
大規模なオゾンホールが継続して出現している1989年以降で、
今年は最小の数値だった」という記事を読みました。

そして今日、この絵本を読み返してみて、
私が幼少期に、この絵本を読んでいる頃から、
大気汚染が続いているのだなと思うと、なんだかいろいろ考えさせられました。
おそらく、当時の私は、
な~んにも
考えずに、読んでたのでしょうけど。
その証拠に、
裏表紙を開いたら、
当時、姉と図書館ゴッコをした形跡がありました^_^
