【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が前日決定した追加金融緩和策を好感して大幅高となり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比219.71ドル高の1万1434.84ドルと、リーマン・ショック直前の2008年9月12日の終値(1万1421.99ドル)を上回って終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同37.07ポイント高の2577.34で取引を終えた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比2億7762万株増の13億7748万株(暫定値)。
 FRBが3日の連邦公開市場委員会(FOMC)で6000億ドルの米国債購入という追加の量的金融緩和策を決定。米景気回復への安心感が広がったことに加え、欧州やアジアなど海外市場でも株価が上昇したことを受け、ダウは値を飛ばして寄り付いた。午前中にリーマン・ショック直前の水準まで回復した後は、いったん利益確定の売りに押されやや値を戻したものの、引けにかけて再び上昇し、この日の高値圏で取引を終えた。
 ダウの上昇はこれで5営業日連続。ナスダックは08年1月3日(2602.68)以来、2年10カ月ぶりの高水準となった。
 また、FRBが追加金融緩和策に踏み切ったことを受け、外国為替市場ではドルがユーロなどに対して売られており、市場関係者からは「ドル安傾向に変化がない限り、ドル建て資産の値上がりは続き、ダウが1万2000ドルまで上昇する可能性もある」(中堅証券)との指摘も出ている。(続)
最終更新:5時48分