読売新聞10月29日(金)23時37分
 【ハノイ=深沢淳一】福山哲郎官房副長官は29日夜(日本時間同)、ハノイ市内のホテルで記者団に対し、中国の温家宝首相が同日夜に予定した菅首相との会談を中止したことについて、「日本政府として非常に驚いている。真意を測りかねている」と述べ、中国側の一方的な通告であったことを明らかにした。

 副長官は「(午前中の)外相会談が非常に雰囲気が良かったとの報告を受け、(現地時間)午後6時半に首脳会談がセットされたが、(夕方の)日中韓首脳会談の直前に中国の事務方から『会談はできない』との連絡があった」と説明した。

 中止の理由については「(東シナ海の)ガス田開発の交渉再開で合意した、との報道が理由でのキャンセルだとのことだ。だが、日本側がそうした情報を流した事実はない。根拠のない報道でキャンセルしたなら遺憾だ」と述べ、中国側がガス田問題をめぐる報道を問題視したと説明した。