外為17時 円、3日続落し93円台後半 一時94円07銭まで下げる
 2日の東京外国為替市場で円相場は3日続落した。17時時点では前日の同時点と比べ32銭の円安・ドル高の1ドル=93円93~96銭近辺で推移している。米国経済の改善を見込み、日米金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが広がった前日の海外市場の流れが続いた。安い水準で輸出企業が円買い・ドル売りを進めたため、93円70銭台での小動きが続いた。
午後に入って、米連邦準備理事会(FRB)が来週初に開く会合で公定歩合を引き上げるとの観測が広がり、東京市場でも94円台まで下げる場面があった。一時は94円07銭まで下げ、1日のニューヨーク市場の安値(94円05銭)を下回り、昨年8月下旬以来の円安水準を付けた。「イースター(復活祭)で欧州勢による売買が限られ、損失限定の円売り・ドル買いが入ったため円相場が急落した」(国内銀行)という。ただ米金融政策を占う上で重要指標である3月の米雇用統計の発表を前に持ち高を一方向に傾ける動きは出にくく、売買は低調だった。9~17時の円の高値は93円68銭近辺で、値幅は39銭前後だった。円はユーロに対して7日続落した。17時時点では同91銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=127円30~34銭近辺だった。米国の製造業の景況感改善を示す指標の発表によって投資家心理が好転し、円を売って相対的に金利の高いユーロを買う動きが広がった。一時は127円台半ばまで下げたが輸出企業による円買い・ユーロ売りが入って円は底堅く推移した。ユーロの対ドル相場は続伸した。17時時点は同0.0050ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.3551~54ドル近辺だった。米経済指標の改善を意識し、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方が広がり、ユーロはドルに対しても買いが優勢だった。ただ東京市場ではドル買いも入り、ユーロは伸び悩んだ。