H29.3.11 曇り時々晴れ

 

女人禁制で立ち入ることのできなかった女性が辿ったという女人道

の一部、高野三山(摩尼山、楊柳山、転軸山)を巡る巡礼の道をたどる。

何か感じられるところがあるのか、いざ出発。

 

10:10 奥の院バス停近くに駐車し、奥の院参道に向かう。

年に何度かは龍神スカイラインへドライブに来るたびに、

奥の院はほぼ毎回訪れているので通いなれた道といっていい。

 

奥の院付近の気温は1℃。

雪はほとんど融けていたが、曇っていて日光が当たらず、

体感的にはかなり寒い。

しっとりとした雰囲気の中、奥の院に続く参道を進んだ。

 

御廟橋の手前にある何体か並んでいる水向地蔵に水をかけた後、

右手に進むと駐車場があって、すぐ近くの三本杉に向かう舗装道

に沿って歩くと摩尼山への分岐があった。

標識があるので分かりやすく、以降分岐点には必ず標識が設置

されていて非常に親切だった。

また、各標識には番号が振り付けられていたので、ハイキングコース

になっているのかも知れない。

高野山は杉の植林地帯が大半なので、どの季節に来ても

周りの景色はあまり変化しないような雰囲気だ。

登り始めてすぐに小雪がちらつき始め、今日の登山中は断続的に

このような天気が続いた。

歩くと汗をかくので、体温調整のため何度か脱いだり着たりと

今日は忙しい。

 

私は新緑輝く森林の中を進むのが好きだが、冬枯れの景色も情緒

があっていい。

高野三山巡りは、歩行距離、CT共に登山としてはやさしい部類

なのでそれほど大変ではないが、所々短い急登や思いのほか

アップダウンがあるので、夏は結構厳しそうな感じがあった。

 

10:40 摩尼峠

稀に日光も差してくれる。

光があると、樹林の雰囲気はかなり変わって気分も変わる。

登山道は整備されていて終始歩きやすい状態だが、まったく

人に合う気配がなく、一人の世界に没入。

いい登山ができていることを実感した。

 

 

 

 

 

11:00 摩尼山

冬だから見える木々の隙間からの僅かな眺望。

このコースはピークからの眺望は期待してはいけない。

サルの腰掛。

この大きさでは、小猿でも厳しい。

稜線を進む。

楊柳山までは、笹が多いがキレイに刈り取りされている。

ここの笹はかなり背が高い。

整備はかなり大変だろうなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11:40 楊柳山

やはり眺望はない。

立派なブナの木

登山道の景色はあまり変わらない。

ササと杉。

そして所々に階段ステップ。

 

予定では子継峠に向かう予定だったが、雪池山への分岐表示

に誘惑されて、稜線をたどり寄り道することにした。

 

雪池山への稜線は高野三山のルートから外れているせいか、

若干ササが登山道まで覆っているところがあった。

ただし、歩くことには全く影響なし。

キレイな道です。

 

12:00 雪池山

やはり眺望はなし。

この先も稜線が続いていたが、持参していた地図には雪池山

以降載っていなかったので、ここで引き返した。

更に稜線の先には赤いテープが取り付けられていたので縦走路が

あるのかも知れない。

ただ、踏み後らしきものはなかった。

先ほどの楊柳山からの分岐~雪池山の間で子継峠に向かう分岐

があり、その道を進む。

 

 

 

その間、道の真ん中に生まれたての大きいウ○コがあって、

もしかしてクマ?と警戒したが、今は気配がない。

そういえばクマ出没注意の看板があったなぁと思い返した。

まさか人糞ではないだろうが、それはそれで怖い。

 

さらに進むと、橋本と子継峠の分岐。

分岐点から子継峠間のスギ樹林は光が当たったら絶対キレイ

だろうと思う場所があり、今日は既に曇り空が広がっていたので、

願いかなわずだったのが非常に残念。

 

12:20 子継峠

 

子継峠から転軸山に向かいゆっくり下っていく。

 

 

 

 

一本杉。

周りの杉の大きさを圧倒していた。

枝も自由な曲線を描いていて、自由奔放な性格をもった杉だった。

雲のジューザを思い出す。

 

色鮮やかなコケも忘れない。

舗装道に出て右に進むとすぐに転軸山への標識。

転軸山への登りは僅かだった。

 

 

13:00 転軸山

標識では女人道方面、奥の院に向かう。

この先には、ツツジの群落があり春先が楽しみだ。

 

面白い樹皮の木。

13:10 登山道から下り、池を過ぎると多目的広場

左折すると、WCがあるので左に道沿いに行くと、広場に出る。

このあたりで少し迷ったが、更に進むと奥の院に続く参道があった。

 

 

 

13:40 奥の院バス停に戻ってきた。

 

「和食おぐら」まで歩き、本日の昼食 カツ丼 を食べた。

もう少し汁が少ないとベストだけど、甘すぎない味付けと

ボリュームたっぷりで750円はお値打ちです。

卵もとろとろでオススメ。

 

更に、麩善 かるかや堂前店、御菓子司かさ國でいつもの

和菓子を購入した後、車で帰った。

 

今日のコースはライトな登山という感じで、標識、登山道の整備

が行き届いているので、初心者でも安心できる。

時間もそれほどかからないので、下山後に高野山観光を合わせても、

一日で十分楽しめそうだ。

結局、山中で出会ったのは3人だけで、静かな登山が好きな人に

とってはいい山。

次は残雪残るころに再訪したい。

高野山での眺望は、以前登った女人道の弁天岳あたりが良かったし、

ろくろ峠でも期待できるらしい。

 

杉などの植林帯は味気ないなぁと以前は思っていたが、最近は

真っ直ぐ伸びる登山道では整然と並ぶ直立した景観はキレイだと

思うようになってきた。

感じ方に少し変化がでてきたのか?

 

でも、やっぱり新緑の広葉樹が好き。

これはずっと変わらないだろう。

 

はやく春になれっ。