どもー、ゴトロニです。

 

突如としての円高です。

ここまで円高になる局面は何度かありましたが、今回ちょっと気持ちの悪い展開なので更新してみました。

サブプラ問題前の円キャリー全盛時代には、通称ナイアガラと呼ばれる定期的な円高ゾーンは年に3回くらい起きていましたが、

それに似たようなものなのかどうか…というのを自分自身への戒め、状況整理を含めて書いていきます。

 

前提として今日はいくつかの「え? マジで?」というニュースが偶然にもいくつか重なりました。

投資の分野で最も怖いのは突発的、偶発的なアクシデントです。

これは企業の倒産が最たる例ですが、過去に栄華を誇った大企業も近年の業績が悪くなって潰れますーってなった場合、ある日突然民事再生を申請するのと、何年もかけて市場へ適時経過をアナウンスしてきたのとでは話が全然違ってきます。

後者は、お疲れ様でしたって感じで緩やかにその負の資産を消化されていき、波風は立ちません。

こういった感じでにわかに襲いかかる事態の急変は大きく反応してしまいます。

 

そんな前置きはしつつも、チャートを見るとドル円でもまだ-1.50円レベルの円高進行で、そもそも騒ぐようなレベルじゃないんですけども、

雰囲気自体はちょっと変わったかなぁというのもあって書いております(誰だよ、このコラ画像作ったの?)。

状況次第ではナイアガラが起きるかもしれません。

 

まずできる限り時系列に沿った形で列挙していきます。

①かなりの円売りポジションが詰み上がっていた

②南アフリカの選挙で与党の議席数を減らす想定も、想像以上に減らし、連立相手探しに奔走する事態へ

③米帝様の景況感や雇用状況のセンチメントが悪い指標がちょっと続いた

④修羅の国メキシコで物理的に生き残った女性候補者が大統領に就任する(想定内)も、財政赤字などに触れて崩壊(想定外)

⑤見せかけの先進国ドイツで失業率悪化(自分の中では想定内)

⑥未来の世界を担いそうなインドの選挙で与党が大ピンチっぽい(ド楽勝の予定が大混乱)

 

よく競馬などの勝負事ではやってみないと分からないって言われますが、今回はまさにそれ。

正直、インドやメキシコの選挙結果なんてそこまで材料視されないんですよ。

でも、今回はかなりのインパクトになっています。

少なくとも、この分ならアメリカも…ってなりますよね。

日本なんかは解散をキメていたら、自民大敗北ですし。

 

ミエナイチカラで世界が国家転覆…じゃないや、政権交代がトレンドになるかもしれません。

それはこれまでの国家運用に不満があり、政局不安定の象徴でもあるので、投資には向かい風になるというわけです。

 

でね、ちょっと追っていくと…

①は当然そういう雰囲気があって、ワイの中では普通です。

そうは言っても日米の金利差が…ということだけをチェックしていればいいと思っていて、秋まではイケイケGOGOの想定でした。

どちらかというと、今日のような下げ自体は十分想定しています。

それゆえのレバ管理だぞって言っているわけで。

②も当時は単独の原因なのでランド以外は影響なしの予定で、自分も下げたところで買い増ししたくらいです。

③はさすがに勢いがなくなってきたなーって感じであるものの、金利を上げて引きしめているので、いよいよ効果が出てきたという印象。

早い話が当たり前だよなぁってことね。

 

問題は④から。

そういうことは前以て言わんと。

公約レベルの話っすよ?

とりあえず、今はこれから世界のトップへ乗り込もうという国なので、財政赤字なんてまだ我慢の時なのになぁ。

これは衝撃が走って当然です。

おじさんも、メキシコペソの見直しを迫られてしまったという感じで、当ブログではかなりピンチです。

撤回してくれないかな?

 

んで、⑤は既に書いてあるとおり。

いい加減ユーロは沈んでくれないかな?

ほんと、キショい通貨だよ。

 

ラストの⑥はいい加減だからなのか、多民族国家ゆえの特性だからなのかは分かりませんが、インド株が暴落したところを見ると、まぁ素直に予測が難しいんでしょうね。

とにかくざっとこんなイレギュラーがここ数日に起きたわけです。

リスクオフも当然ですかね。

 

とはいえ、これからのNYタイムでどうなるかでしょう。

週間的には金曜日の米雇用統計が全てなので、大局的な見通しはいずれって感じですが、当面は何もせずの様子見で考えています。

 

無風ならまた上だと思うので。

打ちあがれ、俺の小宇宙よ!!