どももー。
ゴトロニです。
しばらくの間、正確には半年前後日銀のマイナス金利解除観測に揺さぶられつつあった市場ですが、覚えていますでしょうか?
揺さぶり続けられて、揺さぶり症候群となり脳に障害が残ってしまい信頼や絆といったものに憎悪の念をぶつけたくなりそうな勢いでしたが、それもそのはず、リーク記事や飛ばし記事も乱発されていて、最早この手のニュース自体に激しい不感症に陥っていたわけです。
パチンコで言うとミドル確率帯の青保留の信頼度。
よしんば、何とか市場のショックを和らげようと自らの信用を落としてまでもピエロに徹して発信し続けてきたと言い訳するにしても、オオカミ少年未満になってしまうのはどうかと思います。
そんな中、ついに
2024年3月の会合でマイナス金利を解除するという旨の報道が出ました。
予想サイドでは「マイナス金利解除はいずれ行うのは間違いない。ただ、時期が問題だ」との意見で割れていて、それが3月なのか、4月なのか、5月なのか、7月なのか、まだまだ時期尚早ゆえに未定なのかという分かれ方でした。
なお、ワイは4月か7月だと思っていたけどね(敗北)。
それがまさかの3月。
3月は政治的な部分も汲めばという意見も多かったので、間違いなくフライング気味なんですが、恐らく今年の賃上げ実績だけじゃなくて、今後も強い形で上げていく交渉があったのを把握しているんでしょうね(もちろん経済環境なんていくらでも変わるから確約はできず、それゆえ大っぴらにはできない)。
まあ、あとあれか。
税制的に優遇されるから、企業側も乗ってきたのはあるか。
で、言いたいのはそこじゃなくて、この手の報道がなされる度に円高に振れていたため、この発表で一気に円高へ…と思ったら、まさかの無反応。
どちらかというと、他の要因で円安に進んでしまうというね。
まぁ大きな混乱が無いのが理想なので、もしオオカミ少年役として日銀関係者からお願いされていたというのなら完璧にやり遂げましたねって感じです。
ただ、どう考えてもこの記者というか、与する組織が裏でやっている運用マネジメントが円高に張っているからとしか思えないんだよなぁ。
そういうわけで、今後も本腰で投資をするなら、これくらいの情報はチェックしておいて、自分なりに咀嚼しておいてくださいってことを言いたいわけです、ハイ。
ちなみに、まだ本当の本当に3月会合で解除するのかどうかは大変怪しいと思っています。
要は「3月の会合でマイナス金利を解除するにしても、時期とか条件を付けて延期とかの可能性があるし、そもそも何それ案件もあるの発表の場になるのでは?」ということ。
週明けの会合は面白くなりそうです。
この面白くなりそうという意味では、他の部分の方が色濃く、仮に解除となってもそれだけではすでに円安要因になるのではないかと踏んでいます。
もう市場の関心は、ETF買い入れのルールの変更、YCCの扱いの方だからね。
こっちの発表をチェックしてから短期はエントリーしましょう。
ETF買い入れのルールなんてもうワイ如きじゃ想像の範疇を超えるウルトラC(ハイパー死語)が動物の森よりも飛び出しかねないので、まな鯉状態でどちらにでも動けるようにしておきます。
こういう謙虚な姿勢は特に投資の世界では大事ですぞ~。
何があってもすぐに「暴落すっぞ! 暴落すっぞ!」の呪文しか唱えない、ド素人以下のそこのオマエ、少しはワイを見習えよ。
あとは、アメリカが案の定、利下げしにくい環境になりつつあります。
まぁ、これに関しては既に指摘しているので(エッヘン)今更書きませんが、同様にオージーやカナダも似たような状況に陥りそうということで、マイナス金利を解除しただけでは下がらない可能性が高いです。
元々消費意欲の強い国民性の国はこうなりがちなんですよね。
他にも、すぐにリーマンショックだバブルだって持ち出す人がたくさんいて驚かされるんですけど、当時の人がそれだけ退場してしまったのか、単に記憶力が無いのか、理解に苦しみます。
とにかく来週は非常に楽しめるので阿鼻叫喚の様相を待ちましょう。