どもです。
ゴトロニです。
だいぶFXに慣れた頃だと思います。
このFX、早い話が入金したら25倍の予算まで好きに為替のポジションを持てるよっていう非常にシンプルが故に自由度の高いシステムです。
故に使い方一つで結果は大きく変わります。
メキシコペソでのスワップ狙いでは、スワップ分のみならず、レート分でも評価益が出ているので、超簡単じゃね♪と考えているかもしれません。
まぁ、それ自体は否定しませんけども、レバレッジという武器は自分を苦しめるターンになった時に本当の威力を発揮するとだけ先に言っておきます(ニヤリ)。
で、今は為替FX業者を見ていると、自動売買ツールをアピールしているのが目につきます。
個人的にはこれがちょっと微妙と思っているんですよね…。
先に言っておくけど、業者自体は特に問題があるわけではありませんよ。
私は使ったことはない(今のツール化しているものを)ので詳細は不明ですが、かつてからある思想というか手法なので試したことはあります。
具体的な手順は概ね以下のとおり。
①1ドル=135円前後とする
②USD/JPYが135.00ロング⇒136.00手仕舞いのイフダン(IF DONE)指値でオーダー
③135.00で買えたら発動
④無事136.00になったら利食い
利食い幅をどう設定するかとか、そもそもポジションを建てるレートをどこに置くかとか、この時点でバリエーションは豊富なのはお分かりいただけるかと思います。
で、再度ポジションを建てる時に次はいくらにしようか~などと考えると普段の取引と一緒になってしまうため、どうせ指値で決めるんだから機械的にやってしまおうという発想に繋がっていきます。
となると鳴門、最終的にはレンジ相場を前提にしたいわゆるトラリピとかいう自動売買に行き着くわけです。
これが原理。
いいですね?
レンジ相場とはボックス相場とも言い、例えば130-135円の間を一定期間往ったり来たりする相場のことを指します。
この間は色々な出来事があったり、あるいは全く無かったりしてもミエナイチカラによって不思議とその間を上下します。
嘘だろと思うかもしれませんが、本当にそういう時は必ず出てくるんですね。
必ずです。
なので、同じところを長い期間ウロウロしてくれる相場になるとべらぼうに強い手法となります。
これにはにゃんこたちもどこからともなく現れて祝福してくれます。
でね、慣れてきて試した手法が結果を(たまたま)残した、となるとどうなるか?
先程の④136円で今度はショートを建てれば倍儲かるじゃんってなりますよね?
何せ、「レンジ相場が前提」なのだから。
そして、135円で利食いのオーダーを出しておきますよね。
これが上手くいって手仕舞いできると…最初の①の状況に戻るわけです。
って、ことは①のオーダーも出しておきます。
あとは繰り返し。
まぁ、ポジションを建てるターンでも利食いするターンでも、多少ははみ出すことはあっても、概ねこの範囲を上下してくれればウハウハってことです。
大変有効そうですね。
長い目で見ると、ほとんどがある範囲でのレンジ相場を形成しますので。
ですが、もちろん欠点も存在します。
それは大きく2つ。
一つ目はレンジ相場の中で利食いできないケースが生じること。
例えば135.00⇔136.00でリピートイフダンを出しまくりにして、上手く相場がハマったとしましょう。
そこで、ある時135.50で死んじゃった人の心電図のようにピクリとも動かなかったらどうする?
ってことです。
利益が出ませんよね?
あるいは、135.00L→136.00で利食い指示→135.95で動かず→134.97→136.10と動いたら?
必ずこう思うはずです、一本損したと。
別に損はしていないんですけどね。
機械的にやるとこういう非常に惜しい場面に遭遇する覚悟も必要なんですが、調子良く行っていると冷静なジャッジを下せないものです。
じゃあ、手動でやってしまうか?
そうなると、自動売買ではなくなりますよね?
相場に張り付いているのと変わらないですよね?
アイデンティティの崩壊です。
このように何円~何円でレンジ相場が形成され、さらに何円幅で利食いするのか…基本中の基本ですけど、この設定が難しい。
まぁ、大体は1円幅に設定することが多いと思いますが。
諸々を機械的に決められるようになるまで経験を積む必要があるんですねぇ。
そして、もう一つ。
実はこっちが重要で…。
儲かってくると必ずこういう方法に手を出します。
新規オーダー
USD/JPY 137.50 S
USD/JPY 137.00 S
USD/JPY 136.50 S
USD/JPY 136.00 S
USD/JPY 135.00 L
USD/JPY 134.50 L
USD/JPY 134.00 L
USD/JPY 133.50 L
多少はみ出た分も取り込んでしまった方が効率が上がるので。
もちろん、レンジ相場なのだから利益も出ます。
だが!
その前提にしているレンジ相場は果たしていつまで続くのかな?
レンジ相場もいつかは必ず終わりがやってきます。
必ずです。
その時にべらぼうに弱いのがこの手法。
ウクライナ侵攻があった時にドカンと一方的に円安へと振れましたが、こうなるとお手上げで、赤字を垂れ流す…いや、損切できないと雪だるま式に負債が増えて行って、
無事首をねじ切られるわけです。
ウクライナ侵攻の時はまだ優しい方で、あれだけ分かりやすい大きなネタがぶち込まれたため、経験豊かな人なら上げるにしろ下げるにしろ「ああ、これはしばらくトラリピの出番はないな」と判断できるのですが、本当に機械的にやっている人には回避できません。
逃げ遅れて鼻血が吐血に、吐血が下血に、下血が全身の孔という孔から血を吹き出すことになり死亡するのが関の山。
おのれ、エボラ出血熱、赦すまじ!!
ってことで、ワイとその当時のmixi界隈での検証結果ですが、
特に次のレンジ相場移行する/しない/した時の対処が難しくて、誰もやらなくなったという実績持ちだぞこっちはよぉっ!!
とだけは言っておきます。
人によってはこのやり方がバッチリハマることもあり得るので、余裕がある時に一度試してみるのもアリでしょう。
おススメはビタイチしねーけどな。
まぁこんな感じで、ゴトロニおじさん、為替の経験だけは人一倍ありますのでご注意くださいね。
パチスロ同様、色々考えて試しているから。