今から約10年前の事です。

Kさん男性

『空襲警報だ~みんなにげろー』

居室の扉を叩いて皆に危険を知らせています

『みんな早くにげろ』

「はいパーみんな身を隠しました!安全です」

『もっと低くしてビックリマークこの中に入れビックリマークビックリマーク

「はっ、はいっ」

軍医だったKさんは 戦争の時代に戻られる事がありました。

そのあとは
『手術の準備をしなさいビックリマーク早くビックリマーク子供が怪我している』

「はい」
テーブルにシーツを広げ手術の準備をします。

スタッフがその上に寝て 一通り終わるのを見守ったものです。(笑)

『生まれる~(-"-;)早く子供を出してくれービックリマーク

「せっ、せんせいが出産するんですか?」

『そうじゃ~~~』
『はーやーくービックリマークう~~~んっビックリマーク
『ハッ、ハッ、ハッー』

「おめでとうございますハート玉のような男の子です」

『ありがとうハートそうか~、よかった』

産婦人科の経験もあったとの事ですが まさか生む側になるとは…(笑)


93歳のお誕生日

やっとの思いでベッドから出て
ろうそくの火を消し その数日後永眠されました。


わたしは《人の死》看取りの経験は初めてで かなり動揺しました。


ドクター『死後の処置をして』
「えっ!?処置ってなんですか!?

ナース『アルコールで体を拭くのよ』

「えーっ!?アルコールで拭くんですかぁービックリマーク
「わたしは嫌ですっビックリマークアルコールで拭くなんて…」

看護師ではないわたしは 思わず正直なきもちを伝えました。

「お風呂に入ったらいけませんか!?ビックリマーク

ドクター『…ご家族に聞いてみなさい』

「はいっ」

「すみません。お風呂に入ってもらいたいんですが…いいですか?」

ご家族『いいんですか?お願いします。(^人^)お風呂に入れてもらえるなんて…思ってもいませんでした~嬉しいです。』

「やった~グッド!グッド!グッド!

亡くなられた時は 夜中だったけど みんな集まって来て

「お風呂にはいってもらおうグッド!
と気持ちがひとつになりました。

浴槽に浸かり 頭からつま先まで洗いました。

音符いい湯だな~あははん音符
いつも歌っていた歌を歌いながら 不思議な事に 昔話に花が咲いて泣きながらも 笑いもでたり。。。
温か~い時間ハート


できるかぎり その人らしい姿で最期のお別れをしてもらいたいビックリマーク
お別れに来られる方々に会う訳ですからねグッド!


私達介護スタッフができる最後の支援です。


いくらわたしが入浴をしたいと思っても、一人ではできません。

やって欲しいと頼むものでもありません。


みんなの思いが同じことハート
これが何より嬉しいo(^-^)o

もちろん時間外手当ても何もないのに。。。


お金以上のものがその場にある気がします。