変化

アンが帰った翌日はママのちっぽけなプライドが邪魔をして

ケビンの家に行く事ができませんでした。

その日の夜ケビンから電話が来て

「早く会いたい」

とケビンに言わせてようやく気持ちが治まり

アンが帰った次の次の日ケビンの家に行きました。

かすかに煙草の臭いが残っていましたが

九日前と何も変わった様子はありませんでした。

「祐子に会う用があったって言ってたけどどんな用があったの?」

「ん。プライベートな事だよ」

部屋が変わった様子はありませんが

ケビンは少し様子が違うように思えました。

「プライベート?」

「ん。君には関係のない事って意味だよ」

「あ。そう」

教えてくれないと知りたくなります。

「言いたくないの?」

「プライベートな事って言われたらもうそれ以上は聞いちゃいけないんだ。それがマナーだよ」

明らかに冷たくなっています。

ママは話題を少し変えました。

「祐子は結婚してるの?」

「どおして??まだだよ!!」

「お見合いしたんでしょ?」

「お見合いしたけど断ったって言ってた」

「彼氏はいるの?」

「いないって言ってた」

「じゃあまた祐子の所に戻れるわね」

「祐子に今の彼女を大切にしなさいって言われた。彼女を泣かしちゃだめよって」

「いい人ね」

「ママのことを小さくて可愛い人ねって言ってたよ」

「え?私を見たの?」

「何度か僕と二人で歩いている所を見たらしい」

続きは明日目