12月6日に1回目の治療を行ったJちゃん
前回の記事→ 足底筋膜炎?
足裏が痛いと言っていたけれど、股関節がかたまった状態。
少し緩めたのち、随分痛みも無くなったと言っていましたが・・・
12月15日の朝、「最近は痛くない?」と聞いてみると、首肩は軽いままだけど、足裏がまだ少し痛むと言っていたので、「じゃあ、お昼休みにおいで」
昼休みに入ると、すぐにJちゃんがやってきました。
左股関節の動きは前回よりは良くなっていますが、まだ制限がある。
大腿四頭筋が硬く、特に腿の内側のテンションが高い。
前回、ある程度股関節の動きが出ましたが、内側の張りが強すぎてまだまだ外旋が難しい状態です。
縫工筋、内側広筋あたりが硬くなっていて、癒着しているのではないかと推測。
11月に学んだ六層の手技で大腿部の内側を狙っていたら、ある瞬間
プシュ~っと何かがしぼむような感覚が生じた。
その直後、ロックがかかったように硬かった膝関節がス~っと抵抗なく簡単に曲がるようになった。
ちょっとビックリするような感触。
私 「今の痛かった?大丈夫?」
Jちゃん「いえ、全然痛くないです。」
私 「なんだか、不思議な感覚だったよね~?」
Jちゃん「はい、これまで感じた事の無いような・・・」
急に制限が無くなった感じで、股関節の外旋も楽にできるようになった。
なんだか心配だなぁと思いながら、その後、ふくらはぎを緩め、最後に足底筋も伸ばし足根骨の関節も緩めました。
立ち上がってもらうと、左足の動きがこれまでとは全く違って、とても軽く足を上げることができるようになったと言っていました。
もしかしたら痛みが出たりしないか心配だったので、
「授業が終わったら様子を聞かせてね。」とお願い。
授業後、クラスで帰りの挨拶を終えると、すぐにJちゃんがやってきて、
「先生、これまでは授業を受けている時、左足が右足にくっついてきていたのですが、治療してもらった後の授業から、左足が右足にくっついてこなくて、ヒザの間にすき間ができていました。両足をまっすぐ前に向けていられるようになりました。」
と、紅潮した様子で教えてくれました。
「じゃあ、あの瞬間に、きっと筋膜の癒着が取れたんだね~!」
その後、保護者面談週間→冬休みになってしまったので、施術はせず。
忙しすぎたので、調子はどう?と聞くこともできずでした。
冬休みが開けて、始業式の日。
たまたまJちゃんが日直で、学級日誌を書きました。
冬休み中の生活が書かれていた最後に、
「最近、また少し肩こりと頭痛があるので、先生にみてもらいたいです。」
と書かれていました。
その翌々日の昼休みに施術の約束をしました。
お昼にやってきた時、
私 「そういえば、足裏の痛みはどうなったの?」
Jちゃん「前回、股関節が動くようになってから、足裏の痛みは無くなりました。」
私 「え~?本当に? じゃあ、やっぱり足裏に問題があったんじゃないね。」
Jちゃん「本当にすごいです。これまでとは歩き方も変わった感じがします。
両足で地面をちゃんと踏んでるような感じです。
でも、最近は右足の裏が少し痛い時あります。」
私 「前回、左足は緩めたけど右足は施術してないものね。
左足の方が良い状態になっちゃったね。
今度は右足もやってみようね。」
Jちゃん「ハイ!お願いします。」
その日のJちゃんは頭痛治療ですから。。。
首のチェックをすると、首周りの筋肉がカチカチ。
前も後も硬いので、日だまりショットをそのまま行っても効かないのでは?
先に筋肉を緩めた方が効果が出やすいのではないかと思った。
六層の手技で筋肉を緩めた後で頸椎の検査をすると、少しだけ左にズレているかな?という感じだったので、日だまりショットを行いました。
頸椎のズレ以上に、筋肉の拘縮による血行不良が原因の頭痛ではないかと思いました。
手技の後、
「すごい! また頭が別人みたいに軽くなりました~。
ありがとうございました。」
と明るい表情で教室に帰っていきました。
なんだか、施術後の経過を聞くたびに、私の方が本当にビックリです。
いろいろなケースを練習させてもらえることで、自分の判断と手技が間違っていないかどうかを確認させてもらえます。
昨日は、ホームルームの3人の女の子がやってきました。
「頭痛があるのでみてもらっていいですか?」
教科の質問はテスト前になると来るけれど、、、(笑)
来週から、3人の治療もスタートすることにします。
練習させてくれて、ありがとうね!