京都府立医科大学の研究グループの研究結果で

日常身体活動時間(歩行、立位、座位時間)と内臓脂肪とBMIの関係を解析した結果、

座っている時間が長い人は内臓脂肪が多く、立っている時間や歩いている時間が多い人は内臓脂肪が少ないということが明らかになったとの事です。

 

内臓脂肪の蓄積は、メタボリックシンドローム、動脈硬化、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病などの生活習慣病と関連して心臓疾患イベントのリスクとして知られており、そのため食事と運動、主にウオーキングを習慣づけることを推奨していますが、毎日の生活や仕事が忙しいなど運動が習慣的に継続できる人は多くない。

その結果、運動不足になり、様々な疾患のリスクを抱えていることが報告されているとの事。

 

そこで研究グループは、運動償還ではなく、日常の身体活動時間と内臓脂肪の関係に着目して、座位、立位、歩行のそれぞれの時間が内臓脂肪の蓄積にどのように関係しているかを調べた結果、

余暇時間の運動強度にかかわらず、座っている時間の増加は、内臓脂肪の蓄積に関わり、立っている時間や歩いている時間の増加は、内臓脂肪の蓄積抑制に関わっていることが明らかになったと報告されています。

 

寝転んでいるなら座りなさい~座っているなら立ちなさい~立っているなら歩きなさい~歩くなら早歩きをしなさい

ちょっと行動を変えるだけで健康に近づくことができます。