20日はお彼岸の中日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、昼と夜の長さがほぼ同じ位になります。
お彼岸に欠かせない”おはぎ”と”ぼたもち”ですが・・・・
共に蒸したもち米とあんこで作るのですが、季節の花になぞらえ、春のお彼岸に食べるのを
”牡丹餅”、秋のお彼岸に食べるのを”お萩”と言うそうです。(諸説あり)
和菓子に欠かせないあんこは小豆が原料です。
今回は~小豆~のお話しです。
小豆には普通小豆と呼ばれる小・中粒品種と、大納言小豆と呼ばれる大粒の種類があります。
調理法としては、お赤飯や甘納豆に使われる他、小豆の約80%は和菓子のあん、まんじゅう、おしるこ、ぜんざい、大福、おはぎなどに用いられています。
あんの種類として、3種類あります。
○小豆を煮てつぶして、裏ごしして皮を取り除き、砂糖を加えて練った「こしあん」
○こしあんを乾燥させ、粉末状にした「さらしあん」。使用するときは水で戻して用いる。
○小豆を煮てつぶし、砕いた豆の皮が混ざっている「つぶしあん」
用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
~調理のポイント~
吸水性が高いので水に浸してもどすと皮が裂けてしまいます。そのため、水洗いした後、
ひたひたの水加減で煮ましょう。この時鉄鍋などを使うと、小豆に含まれるアントシアンが鉄と結びつき黒く変色してしまうので、鉄製の調理器具は使わないようにします。
~選び方~
紅色が濃く、つやがあるもの。粒がそろい、ふっくらしたものを選びましょう。皮が薄いものが良品です。
保存するときは、袋に密封し、缶に入れておきましょう。