今年、息子が二十歳になりまして、障害者年金の申請をしました。
年金以外にも色々な手続きがありましたので、
障害児が高校を卒業して二十歳になる時、障害者年金を申請するに先立って、申請書の作成と一緒に提出する医師の診断書の手配をする必要があります。
特別支援学校の高等部に在籍する子の親は、学校の方でそうした手続きについての説明会を開催してくれることが多いです。
うちの息子の支援学校でも、毎年1回は必ず、市役所の福祉課の担当者の方に来てもらって、説明会を開催していました。
その時に、だいたいこういうスケジュールで動くと良いよ、という表のプリントをいただきまして、それをカレンダーの近くに貼って、チェックするようにしました。
幸いなことに、息子の療育手帳の更新が息子の誕生日の少し前だったので、療育手帳の更新の手続きを始めるために市役所に行った時に、障害者年金申請の用紙ももらって来ました。
今回の療育手帳の更新は、高校卒業後初めての更新になりまして、私も初めて知ったのですが、知的障害者の障害者手帳は成人後も療育手帳だそうで、知的障害者手帳というものがある訳ではないそうです(^_^;)
今までは、更新の時に児相で判定の面談を受けるのですが、今回からは社会福祉事務所になります。
それで、今までは更新の時市役所に行って届け出用紙をもらってその場で書いて提出すれば良かったのですが、今回は担当者にアポを取って聞き取り調査をしながら提出書類を作成した上で、更に社会福祉事務所の面談の日を決める、と手続きに時間と手間がかかりました(・_・;)
それに加えて、年金の申請の書類の準備もありましたので、2月から3月は、書類作成やら日程の調整やらで気忙しかったです。
療育手帳の判定ですが、高校卒業までの間は、2〜4年ごとの更新で、ずっと管轄の児童相談所で面談がありました。
それが高校卒業すると、社会福祉事務所で手続きすることになりまして、今回はまだ二十歳前だったので市役所に書類を提出しましたが、次回からは書類をもらうのは市役所ですが、提出は社会福祉事務所にしてください、と言われました。
また、特に変化がない限りは、次の判定は10年後で、書類の提出だけで済むそうで、事務所で面談やるのは20年後、40歳になる時だそうです。
息子がまだ小学生の時に、放デイの卒業生のお母さんから、5年ごとの更新で、毎回社会福祉事務所に面談に行っているというお話を伺っていたので、そうだと思い込んでいましたが、時代が変わって、手続きが簡略化されたようです(^_^;)
身体障害者は身体障害者手帳、精神障害者は精神障害者手帳というものがありまして、私は知的障害にも知的障害者手帳というものがあるんだとずっと思い込んでいまして、息子は今回の更新で療育手帳から知的障害者手帳に変わると思っていましたが。
知的障害者の場合は、成人後もずっと療育手帳のままだということを、今回の更新で初めて知りました![]()
成人年齢が20歳から18歳に変更されたことで、障害児は18歳になると、区分判定の手続きをすることになります。
なので、高3になったらまず区分判定の手続きをして、それを基に卒業後の進路を生活介護施設にするか、就労支援施設にするか、もしくは一般企業に就職したり、専門学校等に進学するか、という風に実習の様子を見ながら決めていきます。
進路が決まったら、それぞれの社会福祉施設や企業、学校等との手続きをする時にも、また受給券の更新や発行手続きもあります。
そんな感じで高校在籍中の区分判定から始まって、二十歳になる時の年金申請(場合によっては国民年金納付免除の申請も)で、障害がある子の成人の手続きが完了する、という感じです。
このうち、区分判定と年金の申請で主治医の診断書を申請書類に添付して提出します。
前述した通り、特別支援学校の高等部の生徒だと、学校の先生がそういう説明会を開いてくれるのですが、それでも、精神安定剤の処方を受けていなかったり、お子さんが定期的に専門医の診察を受けるようなことがない保護者の方は、まず診断書を書いてくださる医師の先生を探す必要がありまして。
高3になって慌てて病院を探したお母さんもおられました。
その方は、市役所の福祉課に相談して病院を紹介してもらったそうなので、どうぞご参考になさってください。
ただ、年金の方は療育手帳と違って、成人の時の申請で終わり、という訳ではなくて、数年ごとに判定が見直しになるとのことで、その度に診断書を書いてもらって提出するそうです。
それで、うちの息子のかかりつけの先生も今年から院長を息子さんと交代して、診療日が少なくなりまして、今回の診断書は交代直前にお願いできたのですが、次の診断書はまだ書いていただけると思うけれども、その先は多分、紹介状を書いていただいて、心療内科か精神科の病院にお願いすることになると思います。
特別支援学校ではなく、普通科の高校だったり夜間高校や通信制を選択された知的障害児の親御さんもおられると思いますが。
どういう進路を選択するかは、お子さんの特性や親御さんの考え方もあると思うので、必ずしも特別支援学校に進学することがベストではないと私も思いますが。
そうした方々の場合は、障害児が必要な社会的支援を受けるための情報が全く入って来ません。
うちの息子が長年お世話になっている放デイは、理事長さんが身体障害児の親という立場から立ち上げた施設なので、保護者会を通して、また理事長さんご本人からのアドバイスで、障害児の社会的支援についての情報をたくさん教えていただくことができます。
また、各市町村にはたいてい手をつなぐ親の会という障害児の保護者が情報共有して助け合うグループがありまして、息子の放デイ以外でも、うちの市には手をつなぐ親の会から派生した放デイが幾つかあります。
そういう放デイや相談支援施設を利用していれば、必要な情報はだいたい教えてもらえるのですが。
最近は、福祉に関する法律が変わってきて、福祉についての理解も知識もろくにない、利益だけが目的な業者が福祉の分野に参入することが目につくようになってきました。
そうした利益追求の業者が運営する施設での利用者虐待のトラブルが、マスコミやネットニュースで報道されることもありますが。
成人の施設でのトラブルは、ニュースになりやすいので、障害児の親以外の人々にも伝わりやすいのですが、放デイの方はあんまりニュースになりにくいようで、私が見聞きした範囲内でも、野放しになっているような印象を受けます。
先日のアフタヌーンティーの時に、最近は、放デイだと国から補助が出るので学童よりも安く利用できるという理由で、健常児の子が軽度の障害があるということにされて放デイを利用しているというケースがあるらしい、というお話をちづこさんとしました。
そういうことから、国や自治体が、障害児・障害者のための社会的支援を利用するための手続きに、手間や時間をかけるのは、そういう不正を防止するため、ということも理解できます。
ところで、4月から息子が通っている作業所に、3月に卒業したばかりの子達が入所してきました!
息子の作業所は、少し定員に余裕があったので、数人新入生がいましたが、全員、療育センター時代からよく知っている子達だったので、息子も新しい人が入って来て不安定になるということはなく、むしろ、安心したようでした。
同じ放デイで一緒だった子も一人いまして、去年の放デイの夏休みのイベントのお手伝いをした時に、その子のお母さんがお子さんの進路先で悩んでいて、息子の作業所はどうかとおすすめしたのでした。
私の情報がお役に立って良かったと思います![]()
