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じゅげむのブログ

読書と日々の生活

季節の変わり目のせいか、精神が不安定な気がします。

ラグビーワールドカップの決勝戦とか、「なつぞら」スピンオフなどは、なにも考えず楽しく見ることができました。

 

最近読んだ本。

 

『蝶の羽ばたき、その先へ』森埜こみち(小峰書店)

 

主人公結は、突発性難聴により、片耳が聞こえなくなる。
そのもどかしさと苦しさが、読者にも迫ってくる。
彼女のすくいになったのは、心配してくれる同級生や、手話サークルで出会った大人たち。
障害を持って生きていくということが、淡々とではあるけれども、リアルに感じることができました。とまどいながらもおそれず進んでいく主人公が美しいです。

 

 

 

今年二度の激しい台風で、各地がひどいことになっています。

いつだれに起こってもおかしくないこと、どう備えればいいのか、立ち向かえばいいのか、心が重いです。

 

最近読んだ本。

 

『プールのジョン』皿海達哉 他(田畑書店2007/3/1)
とあるビブリオバトルで紹介された、同人誌「牛」のアンソロジー作品。
くすぐったい恋心を描く「意外なふたり」(日比茂樹)かつて暮らした町に帰ってきた棋士が助けを得る「チャラ」(逢沢悦子)愉快なキツネが出てくる「稲荷」(西原恭平)など好きな作品がありましたが、やはり表題作が強烈でした。
プールでいじめられ殺された犬のしかえしをする少年をえがいて、まったくすくいはありません。しかし、主人公に同調してその衝動的な暴力に一瞬爽快をおぼえたり、罪の意識を感じないことに共感したり、一方で自分以外のほとんどが敵に回るようなここまでひどいことは現実にはなかなかないだろうと思うなど、大変考えさせられる作品でした。

 

 

少し涼しくなってきました。

少し生活のリズムも取り戻してきたので、毎日元気に過ごせますように!

 

最近読んだ本。

 

『三体』劉慈欣 大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳 立原透耶監修(早川書房)

2000年代に中国で出版され、2015年にヒューゴー賞受賞、世界的に人気のSFをやっと読めました!
「三体問題」とは、3つの天体の織りなす複雑な動きのこと。そんな予測不能な太陽に苦しめられているアルファ・ケンタウリの惑星のエイリアンが、物理的に安定している地球をねらっている、というのが大まかなあらすじ。
いろいろと科学的に問題はあるみたいですが、文革期の中国の描写が生々しい。あと、三体世界をシミュレートしたゲームの世界がおもしろい。
最後の方はなんとなくあらすじっぽくなってしまい、敵がやってくる! というところで終わっています。続編に期待。

 

 

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