不気味の谷
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小説「デカルトの密室」では、相手の気持ちを理解できないロボットのような、美貌の女性(フランシーヌ)と、
限りなく人の心の活動に近い思考をする、少年型ロボット(ケンイチ)が登場する。
物語の中で、不気味の谷についても言及されている。
(もっとも、作中の主要人物であるフランシーヌが、ロボット以上に不気味な存在である)
作品の中で、女性ヒューノイドが登場するのだが、上記画像はそんなシーンを想起させた。
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笑って泣いて~お勧め図書 「雨の日も晴れ男」
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神のいたずらで、人生のどん底に転げ落ちる男。
次々と襲う苦境。
泣きたくなるような状況の中、男は常に前向きで、ユーモアを忘れない。
もはやこれまでというそのとき、男は自分の苦痛を省みずに、ある行動に出た。
主人公はイギリス人で、こけしの営業マンという設定も、ぶっ飛んでいて面白い。
仕事上のトラブルで謝罪する際に、ある事をして、日本マニアの取引先を納得させたりする。
円形脱毛症になっても、お前あほか、と思うような解決策を打ち出す。
笑いながら読めて、最後は号泣。
読後、清廉な心持になれます。
泣きたい人。
笑いたい人。
疲れている人。
落ち込んでいる人。
そんな人にお勧めします。
飽和状態だった、こころ
バイトから帰ると、自室に茶碗やコップや箸が投げ入れられていた。
バイト前に急いで食事をして、洗うことができないまま、シンクに置き去りにしていたものだった。
ちゃんと洗え。
妻が態度で示しているのだろう。
釜に残った飯を生卵で流し込み、汚れた食器をまとめて洗った。
風呂に入る気にもなれずに、その後すぐに布団へ潜り込んみ、簡素な一日を回想した。
今日も、よい一日だったと、思う。
何故かそうつぶやいている自分が、少し滑稽に思えた。
睡眠時間は1時間半くらいだった。
午前七時。
すぐに飛び起き、家を出た。
仕事に行くわけではなかった。
そのまま竹林を見渡せる駐車場へ直行する。
俺がそのまま家に居る訳にはいかなかった。
娘を迎えに、幼稚園のバスがくるからだ。
主人が家にいる。
そんな異常事態は、妻にとって恥以外のなにものでもなかった。
駐車場で、たまった求人票を整理した。
丹念に、一枚いちまい見ていった。
応募するものとしないものに分けてゆく。
求人票の束を分ける手が、止まった。
不意に、感情が堰を切ったように、あふれ出して来る。
束になった求人票に、染みが転々と散らばった。
涙が止まらなかった。
嗚咽。
なさけないぞ。
泣いてる場合か。
みっともねえよ。
こんちくちょう。
ひとしきり号泣して、俺は自分を取り戻した。
涙が引いた後、何故か気持ちが軽くなっている。
泣いてる暇なんてないんだよ。
自らを奮い立たせる虚勢を吐いて、俺はそのまま、職安へ車を走らせた。