命よりも大切な、お仕事
一時間くらい前に、職場の人間から電話があった。
台風の直撃により、出社を一時間遅らせるとの通達だった。
外はとんでもない風雨で、私の友人の所は業務を早めに切り上げたという。
私は尋ねた。
「外はものすごいことになってるのですが、
これで出社できるのでしょうか?」
職場の人間は、当たり前だという様にこう答えた。
「上の人間が、一時間遅らせると言っているのに、台風だから会社に行けないとは言えないでしょう」
私は何も言えなかった。
嵐の中、
ものが飛び交い、
路面に様々なものが落ちているこの夜に、
我々は命懸けで会社にいかなければならなかった。
友人に話すと、スゲえな、と言って笑っていた。
またこうも言った。
台風だから行けない。
それで良いんじゃないか、と。
台風の直撃により、出社を一時間遅らせるとの通達だった。
外はとんでもない風雨で、私の友人の所は業務を早めに切り上げたという。
私は尋ねた。
「外はものすごいことになってるのですが、
これで出社できるのでしょうか?」
職場の人間は、当たり前だという様にこう答えた。
「上の人間が、一時間遅らせると言っているのに、台風だから会社に行けないとは言えないでしょう」
私は何も言えなかった。
嵐の中、
ものが飛び交い、
路面に様々なものが落ちているこの夜に、
我々は命懸けで会社にいかなければならなかった。
友人に話すと、スゲえな、と言って笑っていた。
またこうも言った。
台風だから行けない。
それで良いんじゃないか、と。