休みは、家の中で | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

休みは、家の中で

仕事が終わって、

スーパーで買い物をした。


パスタ。

パスタソース。

野菜。

卵。

ベーコン。

ハム。


肉は食わないようにと心がけているのだが、

どうしても、手に取ってしまうのだった。


家で過ごすといっても、

飯を作り、食す意外、

やる事は何も無く、

私はネットでニュースを見たりして過ごす。


本を読むという気分にもならなかった。


引き延ばされた時間の中で、

いろいろな声が聞こえた。


それは就寝して、

夢の中で再現される。


私はこんな夢を観た。


相変わらず、私は奇妙な夢ばかり観ていた。


夢の中で、本を読んでいるのだ。

どんなジャンルの本を読んでいるかわからないが、

気になる一説が記憶にとどまり、

私は目覚めた後、微かな記憶をたどってそれを再現し、

書き留めた。



~ゆっくりと、自分自身をみつめて。


 さすれば、幸せを感じられるだろう。~


 
起床間際の、もう一遍の夢も、

手帳に書留め、私は起床した。


台所へ行き、コップ一杯の水を飲み、

プチトマトを一つ。


昼は過ぎていたので、

朝昼兼用の食事を作る事になる。

パスタを茹でる事にした。


適当につかみ出したパスタを半分に折って、

沸騰した鍋に放り込む。


布団屋がチラシを握りしめ玄関を叩く。

私はチラシを受け取り、

布団屋へごくろうさまと声をかける。


外は雨だった。


明日は仕事だった。


飯を食い終わり、薄いコーヒーを飲んでまどろんでいると、

友人からメールが来た。



~上原みゅうが自殺したらしいぜ~


私は友人へメールを返信する。


~誰だい?そいつは?~