2010.11.27~1悪夢日記
夜勤の休憩時間中、俺はむさぼるように仮眠をとった。
しかし、
安らかな眠りとはいかなかった。
不可思議な悪夢にうなされ、時間前に目覚めてしまったからだ。
その日、俺は会社の休憩室のソファーでこんな悪夢を見た。
闇だった。
どこかの家の中。
すぐに人影に気付く。
父だった。
既にこの世にいないはずの父が出てくる事自体衝撃的な事なのだが、
夢の中では何故かいつも、そんな事を当然のものとして受け入れてしまう。
そうなのだ。
夢の中と、死後の世界とはつながっているからだ。
父が何か切迫した様子で、
俺に何事かいっていた。
父の姿は生前のままだ。
いくらか色の入ったメタルフレームの眼鏡をかけている。
そのせいか、目の色までは見えずに、
闇の中で眼鏡のフレームだけが光っているだけだ。
この家はいったいなんなのだ?
灯りも無く、
窓に分厚いカーテンがかかっている。
木造住宅なのだが、
日本式の建築では無かった。
あえていえば洋館のようなものか?
父が何を言っているのかは判然としなかった。
しかし、
俺はその意味を感覚的に理解したのか、
それとも、
自らの直感に従ったのかは不明だが、
俺は分厚いカーテンへ向かい歩を進めた。
カーテンを開けると、
外は微かな緑色の光に覆われ、
俺は木枠の窓のガラス越しに、
夜空をあおいだ。
そのとき俺は驚愕し、声すら出なかった。
空一面に広がる、巨大な円。
それは緑色に鈍く光り続け、
ほぼ空を埋め尽くすほどの光の円だった。
何かの物体が視界を遮っているのではなく、
巨大な月のようなものが浮いている感じだ。
いったどうなってる?
そう思って父の方へ視線を向けるとそこには誰もいなかった。
その衝撃で、
俺は夢から覚めた。
しかし、
安らかな眠りとはいかなかった。
不可思議な悪夢にうなされ、時間前に目覚めてしまったからだ。
その日、俺は会社の休憩室のソファーでこんな悪夢を見た。
闇だった。
どこかの家の中。
すぐに人影に気付く。
父だった。
既にこの世にいないはずの父が出てくる事自体衝撃的な事なのだが、
夢の中では何故かいつも、そんな事を当然のものとして受け入れてしまう。
そうなのだ。
夢の中と、死後の世界とはつながっているからだ。
父が何か切迫した様子で、
俺に何事かいっていた。
父の姿は生前のままだ。
いくらか色の入ったメタルフレームの眼鏡をかけている。
そのせいか、目の色までは見えずに、
闇の中で眼鏡のフレームだけが光っているだけだ。
この家はいったいなんなのだ?
灯りも無く、
窓に分厚いカーテンがかかっている。
木造住宅なのだが、
日本式の建築では無かった。
あえていえば洋館のようなものか?
父が何を言っているのかは判然としなかった。
しかし、
俺はその意味を感覚的に理解したのか、
それとも、
自らの直感に従ったのかは不明だが、
俺は分厚いカーテンへ向かい歩を進めた。
カーテンを開けると、
外は微かな緑色の光に覆われ、
俺は木枠の窓のガラス越しに、
夜空をあおいだ。
そのとき俺は驚愕し、声すら出なかった。
空一面に広がる、巨大な円。
それは緑色に鈍く光り続け、
ほぼ空を埋め尽くすほどの光の円だった。
何かの物体が視界を遮っているのではなく、
巨大な月のようなものが浮いている感じだ。
いったどうなってる?
そう思って父の方へ視線を向けるとそこには誰もいなかった。
その衝撃で、
俺は夢から覚めた。