FRINGE なるほど良いドラマだ | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

FRINGE なるほど良いドラマだ

旧作がすべて五十円。

新作が百円。

なんてこった。

周りの商売敵すべてを駆逐するつもりか?


俺にとってこのレンタルビデオ店進出は、まさに突然現れたパラダイスだった。


以前から興味のあった作品を見ることが出来る。


他の店で一本しか借りることが出来ない料金で、

ここならなんと六本借りることが出来た。



俺はあるとき気まぐれに、FRINGE フリンジという海外ドラマを借りた。





話の内容は簡単に説明すると、信じられないような奇怪な事件や超常現象を解き明かす、

FBIの特別チームの物語だ。


そう。

Xファイルの焼き直しだが、指向はいくらか違った。

まず、超常現象は科学で解明出来るというスタンスで物語は進んで行く。

~同じFBI勤務のモルダーが聞いたら怒るだろうな~

ここまでなら、ああ、なんだつまらんなあで終わってしまうのだが、

このドラマは、

その謎を解明するマッドサイエンティスト的な科学者の魅力で成り立っている。


精神病院に二十年以上幽閉された科学者が、

一人息子の援助で現役復帰し、

捜査に協力する。


このドラマが、ただの陳腐なトンデモ系サイエンスドラマに終わらないのは、

その科学者父子を中心に描いているからだ。

そう。

父と子の物語なのだ。


どんな物語も、人間をきちんと描いていないと、観ていられない。

人間が登場し、お話が進むのだからね。

逆に言うと、

人間を描いていれば、

良い作品と言えるんじゃないか?


もっとも、


人間を描いていない作品なんて、何処にも在りはしない。


動物映画だって、

動物を主人公に据えることによって、

より色濃く人間味を描き出しているのだから。




FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉コレクターズ・ボックス [Blu-ray]/アナ・トーヴ,ジョシュア・ジャクソン,ジョン・ノーブル

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